【箱根駅伝 珍場面5選】今も語り継がれるエピソード!コースミス、コスプレ名物応援まで…

【箱根駅伝 珍場面5選】今も語り継がれるエピソード!コースミス、コスプレ名物応援まで…

正月の風物詩、箱根駅伝。今回はこれまでの珍場面を振り返る。写真:日刊スポーツ/朝日新聞社

★全選手、1区コースミス
 第66回大会は、1区で珍事件が起きた。六郷橋の交差点で、トップ集団の前をいく先導車両が誤って側道に入った。トップを走る日大の選手がつられてその側道に入り、コースを間違えたが、2位以下の全14選手もつづき、正規ルートを外れたままレースは続行。往路のレース後、監督会議で間違いが指摘され、問題になったが、最終的に全チームが同じ条件になったため、レースはそのまま継続となった。

★寺田夏生(国学院大)、まさかの脱線も3秒差でシード権獲得
 第88回大会、10区11位で襷を受けた寺田は、青学大、日体大、城西大に追いつき、4大学で3つのシード枠を争う展開になった。ラスト200mで一斉にスパートして、放送車が右折するとトップの寺田はその車についていった。だが、誰もついてこない。警備員の声で間違いに気がついて、コースに戻ると3人とは30mの差がついていた。ここで猛列なスパートを見せた寺田はゴール直前で城西大を抜き、わすか3秒差で10位に入ってシード権を獲得した。

★あわや交通事故、中上恒也(神奈川大)
 第93回大会の10区、中神恒也(4年)が日比谷交差点を通ろうとすると、まさかの出来事が起きた。なんと、中神が前方を横切っていた白いワンボックス車にひかれそうになったのだ。「危ない」と感じた中神が直前に立ち止まり、事なきを得たが、警備上の不備でその時だけ交通規制が敷かれておらず、車の侵入が起きたのこと。一瞬、びっくりした表情を見せたが、その後は何事もなかったかのように走り、5位でゴール。12年ぶりのシード権獲得に貢献したのである。
 ★フリーザ様、降臨
 2011年から復路7区の二宮の押切坂に出没するフリーザ様。「ドラゴンボール」のキャラのフリーザをマネしたコスプレ集団だが毎年、「バブリーダンス」やDAPUMPの「U.S.A」などダンスパフォーマンスで選手を応援し、それを楽しみにしているファンも多い。昨年は「パプリカ」や「TT兄弟」のダンスで沿道を盛り上げ、Twitterのトレンド1位となり、ネットを沸かせた。地元のサラリーマンが演者だが、今大会は応援自粛のため、見られなくなりそう。

★学連選抜4位の快挙
 箱根駅伝予選会で予選突破を逃した大学のタイム上位者が選ばれて構成されるのが関東学生連合チーム。例年、チームは10位台後半で終わるが、第84回大会は強さを見せた。原晋(青学大)が監督となり、チームを編成し、「祭りで終わるか、勝負するか」と選手に問い、モチベーションを喚起した。その結果、総合4位という好成績を収める。原監督は、翌年の第85回大会で33年ぶりに青学大を箱根駅伝出場に導くことになる。

取材・文●佐藤俊(スポーツライター)
 

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