新日本 飯伏幸太が48分超の激戦制す!試合後明かした「もう一つ」の“言いたいこと”【レッスルキングダム15】

新日本 飯伏幸太が48分超の激戦制す!試合後明かした「もう一つ」の“言いたいこと”【レッスルキングダム15】

ジェイにカミゴェを炸裂させて、IWGPの二冠を見事防衛した飯伏幸太。(C)新日本プロレス

新日本プロレスは5日、東京ドームで『レッスルキングダム15』2日目を開催した。

 メインイベントでは前日のメインイベントで内藤哲也から、IWGPヘビー級(第73代)・IWGPインターコンチネンタル(第27代)二冠王座を奪取したチャンピオン飯伏幸太に、挑戦権利証を保持しているジェイ・ホワイトが挑戦した。挑戦権利証はもともと昨年10月に『G1クライマックス30』を優勝した飯伏が保持していたが、11月のエディオンアリーナ大阪大会で、ジェイがロープを足にかけたまま反則フォールで強奪。2人の因縁が深まっている。飯伏は昨年の1.5東京ドーム大会から対ジェイ3連敗中だ。

 ジェイは挑戦権利証が入ったブリーフケースを持ったマネージャーの外道とともに入場。飯伏は「最高で最強なベルト」IWGPヘビー級のベルトを腰に巻き、IWGPインターコンチネンタルのベルトを肩にかけて入場した。リングに上がる前、ジェイがブリーフケースを掲げて飯伏を挑発するが、飯伏は目を閉じて平常心に。

 試合は序盤は静かな立ち上がりで、あっという間に5分が経過。するとジェイがダーティーファイトに切り替える。場外でバックドロップの体勢に入ると、エプロンに叩きつけ、その後も飯伏のワキ腹をエプロンの角に叩きつける。リング内でも首とワキ腹にストンピングを放ち、コーナーでもワキ腹にショルダーブロックを連打。飯伏のドロップキックも読み切り、観客に「イブシ」コールを煽る余裕まで見せた。
  しかし、飯伏は後ろ回し蹴りを放つと、自らを鼓舞しながら右のハイキックでジェイを倒す。一気に攻めたい飯伏だが、ワキ腹のダメージが残っているため、なかなか連続技に持ち込めない。しかしエルボー合戦になると、飯伏の目つきが変わり、コンビネーションキックから、人でなしドライバーを放つ。ジェイも秘技、裏投で対抗。飯伏はブレードランナー狙いのジェイをそのままバックドロップで投げる怪力を披露する。

 飯伏はトップロープに登るが、これは外道が妨害。ジェイは蹴りを封じるため、飯伏の右膝を攻撃する。さらに顔面を蹴ると飯伏の目の色が変わり、覚醒モードに。ジェイをパンチ一発で倒すと仁王立ち。「こいっ!コラァー!」と絶叫。ジェイがエルボーを放つも飯伏はこれも一発で返す。飯伏がジェイにムキになっているとレッドシューズ海野レフェリーを吹っ飛ばしてしまいこの隙をついてジェイはローブロー。ジェイが得意とする場外戦へ持ち込む。
  花道で倒れた飯伏にエルボーを連打してリングに戻るジェイ。飯伏がリングに戻ると35分経過のアナウンス。ジェイは高速のジャーマンを放つと、さらにエプロンでジャーマンを狙うが、飯伏は右ハイでこれを回避。スワンダイブ式ジャーマンからシットダウン式ラストライドもカウントは2。そしてブレードランナーを切り返してカミゴェを炸裂させたが、またもやカウント2に。ならばとトップロープからフェニックススプラッシュを放つがカウント2で外道がレフェリーの足を引っ張った妨害する。飯伏は乱入してきた外道をカミゴェで排除。レフェリーをリングに戻していると、隙をついたジェイがブレードランナーを決めるがカウントは2。

 飯伏は膝蹴りの連発からブレードランナーを切り返してラリアット、背面にカミゴェを決めると、最後に正調のカミゴェが決まりようやくカウント3。前日の31分に続いて、48分を超える死闘を制した。試合後、倒れながら飯伏はジェイと何やら言葉を交わしていたが終始険悪なムードだった。

 そんなジェイと入れ替わりでSANADAがスーツ姿で登場。「挑戦表明というギフトを受け取ってもらえますか?」とIWGP二冠王座へ挑戦をアピール。飯伏は「もっともっとSANADAさんと試合がしたい。いつでもやりましょう」とこれを受諾。2人は握手を交わした。
  さらに飯伏は「僕は逃げない!負けない!諦めない!そして本当の!神になったー!」と絶叫すると、リングを一周してから2日連続で二冠王者として花道を歩いた。

 バックステージに戻った飯伏は「本当に……本当に長かった。本当に、何もかも重い。この2つのベルト、やっと重さがわかりました。ベルトの重さじゃなくて、価値の重さ。僕は昨日、『言いたいことがある』って言いました。もう一つだけ、言いたいことがあります。この“最高”のベルト、インターコンチのベルトと、“最強”のベルト、IWGPヘビー級のベルト、これを、一つにしたい。僕は“最高”も“最強”もほしいし、誰もインターコンチだけ挑戦したり、IWGPヘビーだけ挑戦したりしてない。じゃあ何の存在意義があるんですか、2冠に。僕は、これを一つにしたいと思います」と話す。

 子どもの頃に夢見たベルトを手にしたことについては「プロレスごっこから始めて26年ですかね、小学校5年生から、本当にプロレス……本気のプロレスをやってきたんで。26年。やっとこのベルトが、自分の手に入ったと思うと、本当にうれしいですね」と感慨深げに語り、SANADAの挑戦については「僕は認めてるんで。いつでも挑戦、大丈夫です。いつでもいいですよ。今日でもいいです。今からでも…」と受け止めた。

 今後、王者として発言力が増していく飯伏は「プロレスを広めるために」新たな船出を切った。

◆新日本プロレス◆
『レッスルキングダム15』
2021年1月5日
東京・東京ドーム
観衆 7801人
▼IWGPヘビー級・IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合(60分1本勝負)
<王者>○飯伏幸太(48分05秒 片エビ固め)ジェイ・ホワイト●<挑戦者 / 挑戦権利証保持者>
※カミゴェ
※飯伏が両王座ともに初防衛に成功

取材・文●どら増田

【PHOTO】『WRESTLE KINGDOM 15』48分05秒の激闘で“神”になった飯伏幸太。ジェイ・ホワイトを倒して2冠防衛に成功!

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