ロケッツはハーデンの独壇場…マブズ、スパーズの記録保持者は?チーム別1試合得点ランキング【サウスウエスト編】

ロケッツはハーデンの独壇場…マブズ、スパーズの記録保持者は?チーム別1試合得点ランキング【サウスウエスト編】

ロケッツで一時代を築いたハーデン(左)のほか、ノビツキー(右上)、ロビンソン(右下)らが各球団のランキング上位に名を連ねた。(C)Getty Images

連日のようにハイスコアゲームが展開されるNBAでは、今季もステフィン・カリーが62得点を叩き出すなど1人の選手が大量得点をあげることも珍しくない。しかし、創設74年の歴史を誇るリーグにはまだまだ驚くべき記録を持つレジェンドたちが存在する。そこで今回は、それぞれのチームにおける1試合最多得点の記録保持者を紹介。第3回はスパーズやロケッツ、マーベリックスなど強豪が集う「サウスウエスト・ディビジョン編」をお届けする。

■ダラス・マーベリックス
1位ダーク・ノビツキー/53得点(2004年12月2日vsヒューストン・ロケッツ)
2位ダーク・ノビツキー/51得点(2006年3月23日vsゴールデンステイト・ウォリアーズ)
3位ジャマール・マッシュバーン/50得点(1994年11月12日vsシカゴ・ブルズ)
3位ジム・ジャクソン/50得点(1994年11月26日vsデンバー・ナゲッツ)
5位マーク・アグワイア/49得点(1985年1月28日vsフィラデルフィア・76ers)
  マブズ一筋21年、球団の象徴であるノビツキーがトップ2に君臨。2度の50点ゲームはキャリアの絶頂期にあった2004-05シーズンと05-06シーズンに記録しており、06年にはプレーオフでもキャリアハイの50得点を叩き出している(vsフェニックス・サンズ/カンファレンス決勝第5戦)。

 3位タイの2人はなんと同じ年の同じ月に記録を達成。まず開幕4戦目にマッシュバーンが球団初の50得点をマークすると、その6試合後に今度はジャクソンが50得点と立て続けにハイスコアを叩き出した。当時マッシュバーンは2年目、ジャクソンは3年目と今後のチームの核として期待されたが、ともに97年にトレードで放出されている。

 5位のアグワイアは球団創設初期のエースで、在籍8年中7年で平均20点以上をマーク。83-84シーズンにはリーグ2位の平均29.5点を叩き出している。今後は現エースのルカ・ドンチッチやクリスタプス・ポルジンギスがランキングに名を連ねてくるか注目だ。
 ■ヒューストン・ロケッツ
1位ジェームズ・ハーデン/61得点(2019年1月23日vsニューヨーク・ニックス)
1位ジェームズ・ハーデン/61得点(2019年3月22日vsサンアントニオ・スパーズ)
3位ジェームズ・ハーデン/60得点(2018年1月30日vsオーランド・マジック)
3位ジェームズ・ハーデン/60得点(2019年11月30日vsアトランタ・ホークス)
5位ジェームズ・ハーデン/59得点(2019年10月30日vsワシントン・ウィザーズ)

 ロケッツの得点記録は、先日ブルックリン・ネッツへ移籍したハーデンの独壇場。約8年の在籍期間で球団2位の通算1万8365点を記録したスコアラーは、4度の60点超えを含む50点超え23回という圧倒的な成績を残した。これはウィルト・チェンバレン(118回)、マイケル・ジョーダン(31回)、コビー・ブライアント(25回)に次ぐ史上4位の大記録だ。18年1月30日にはリーグ史上初の60点超えトリプルダブルも達成している。

 ハーデン以外の最多は8位タイのカルビン・マーフィーで57得点。70~80年代にかけて活躍したポイントガードは、78年3月のネッツ戦でキャリア唯一の50点ゲームを達成している。球団最高のレジェンドであるアキーム・オラジュワンは90年4月に記録した52得点がキャリアハイだ。
 ■メンフィス・グリズリーズ
1位マイク・ミラー/45得点(2007年2月21日vsゴールデンステイト・ウォリアーズ)
2位パウ・ガソル/44得点(2006年3月28日vsシアトル・スーパーソニックス*)*現オクラホマシティ・サンダー
2位ジャ・モラント/44得点(2020年12月23日vsサンアントニオ・スパーズ)
4位パウ・ガソル/43得点(2008年1月11日vsゴールデンステイト・ウォリアーズ)
4位ジャレン・ジャクソンJr./43得点(2019年12月13日vsミルウォーキー・バックス)

 ロケッツとは対照的に、グリズリーズは創設25年でまだ1人も50超え達成者がいない。1位に立っているのもオールスター経験のないミラーという意外な結果となった。

 そのミラーは07年のウォリアーズ戦で自己最多9本の3ポイントを沈めてガソルの球団記録を更新。今季の開幕戦ではモラントが首位交代まであと1点に迫ったが、一歩及ばなかった。

 ちなみに、ロケッツのトップ5はいずれも勝ちゲームなのに対し、グリズリーズはすべて負け試合。元来、守備をアイデンティティとするチームカラーがよく現われている。
 ■ニューオリンズ・ペリカンズ
1位アンソニー・デイビス/59得点(2016年2月21日vsデトロイト・ピストンズ)
2位アンソニー・デイビス/53得点(2018年2月26日vsフェニックス・サンズ)
3位ジャマール・マッシュバーン/50得点(2003年2月21日vsメンフィス・グリズリーズ)
3位アンソニー・デイビス/50得点(2016年10月26日vsデンバー・ナゲッツ)
5位ブランドン・イングラム/49得点(2020年1月16日vsユタ・ジャズ)

 2012年にドラフト1位で入団したデイビスはトップ3のほか、6~9位にも名を連ね、他を圧倒する結果に。59得点と暴れ回った16年2月のピストンズ戦ではフィールドゴール成功率70.6%(24/34)、3ポイント100%(2/2)、フリースロー90%(9/10)と完全にゾーンに入り、20リバウンドも奪ってインサイドを制圧した。

 デイビス以外の50点ゲーム達成者は、マーベリックスのランキングでも登場したマッシュバーン。2度の移籍を経て入団したホーネッツ(現ペリカンズ)で9年ぶりの50得点をマークし、同年は自身初のオールスター出場を果たした。5位のイングラムは昨季MIPを受賞するなど急成長。若き怪物ザイオン・ウィリアムソンとともに今後のチームを担う存在だ。
 ■サンアントニオ・スパーズ
1位デイビッド・ロビンソン/71得点(1994年4月24日vsロサンゼルス・クリッパーズ)
2位ジョージ・ガービン/63得点(1978年4月9日vsニューオリンズ・ジャズ*)*現ユタ・ジャズ
3位ラマーカス・オルドリッジ/56得点(2019年1月10日vsオクラホマシティ・サンダー)
4位ジョージ・ガービン/55得点(1980年1月23日vsインディアナ・ペイサーズ)
4位トニー・パーカー/55得点(2008年11月5日vsミネソタ・ティンバーウルブズ)

 1位のロビンソンは1987年にドラフト全体1位でスパーズに入団し、球団一筋14年、2度の優勝に貢献したレジェンド。71得点を記録したのは1993-94シーズンの最終戦。得点王レースで当時マジックのシャキール・オニールと熾烈な争いを演じていたロビンソンは、NBA史上4人目の70点超えという一世一代のパフォーマンスを見せ、逆転で初の得点王を獲得した。

 2位と4位にランクするガービンは“アイスマン”の異名を持つ往年のスコアラーで、78~82年の5年間で4度の得点王に輝いている。このレジェンドたちに割って入ったオルドリッジは、ブレイザーズ時代は44点が最高だったにもかかわらず、2年前のサンダー戦で覚醒。33歳にしてキャリアハイの56得点を叩き出した。

 司令塔として4度の優勝に貢献したパーカーは、自己最高の平均22.0点を記録した2008-09シーズンの開幕4戦目に55得点、10アシストの大暴れ。相棒ティム・ダンカンの53得点を上回り、球団史に名を刻んだ。

構成●ダンクシュート編集部

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