八村塁が30日のホークス戦で待望の復帰!最下位に沈むウィザーズの起爆剤となれるか〈DUNKSHOOT〉

八村塁が30日のホークス戦で待望の復帰!最下位に沈むウィザーズの起爆剤となれるか〈DUNKSHOOT〉

11日のサンズ戦を最後にチームを離れていた八村。次戦ホークス戦で復帰が濃厚となった。(C)Getty Images

1月27日(日本時間28日、日付は以下同)のニューオリンズ・ペリカンズ戦、ワシントン・ウィザーズは一度もリードを奪えずに106−124で完敗し、ここ7戦で6敗目を喫した。

「タフだね。俺たちは勝ちたい。俺は勝ちたいんだ。だからこそ俺はここにいる。昨シーズンは多くの選手たちがケガで不在だった。ジョン(ウォール/現ヒューストン・ロケッツ)もいなかった。今シーズンは新型コロナウイルスの影響で不快な年になっている」

 ペリカンズ戦でゲームハイの47得点をマークしたブラッドリー・ビールは試合後にそう語り、苦しい胸の内を告白。ウィザーズは1月11日にフェニックス・サンズを下したものの、翌12日から新型コロナの検査で複数の選手に陽性反応が検出、加えて濃厚接触者として6選手が安全衛生プロトコルに入り、ケガ人も含めてリーグ規定の最低出場可能選手数(8人)に届かず、6試合連続で延期を余儀なくされた。
  24日のサンアントニオ・スパーズ戦から再開したが、チームはここまで3連敗。ビールやラッセル・ウエストブルックこそいるものの、八村塁にダービス・ベルターンス、イシュ・スミス、デニ・アブディヤ、モリッツ・ヴァグナー、トロイ・ブラウンJr.は同プロトコルのため出場できず、特にフロントコートの人員不足が顕著だった。

 そのため、チームは今季新加入したロビン・ロペスとアンソニー・ギルに加え、新たにアレックス・レン、ジョーダン・ベルと契約。それでも依然として苦しい台所事情に変わりはない。

 そんななか、28日にウィザーズは八村、ベルターンス、ヴァグナーが翌29日のアトランタ・ホークス戦で出場可能になったことを発表。今季平均13.6点、4.6リバウンド、2.3アシストを記録する八村、同11.8点、3.1リバウンドをマークしている長身シューターのベルターンス、同6.4点、4.0リバウンドを残し、ハッスルプレーが身上のヴァグナーが戦列に復帰することは間違いなく朗報だ。
  もっとも八村らが復帰したからといって、ウィザーズが勝利を手にできる保障はどこにもない。

 28日終了時点でリーグワーストの3勝11敗(勝率21.4%)に沈むウィザーズに対して、ホークスは9勝9敗(勝率50.0%)でイースタン・カンファレンス6位タイ。ウィザーズ戦に向けて、クリント・カペラ(平均13.7点、14.5リバウンド、2.3ブロック)が右手の痛み、キャム・レディッシュ(同12.7点、4.8リバウンド、1.4スティール)が右大腿四頭筋の打撲、ラジョン・ロンド(同3.6点、3.9アシスト)が左足首捻挫のため出場が微妙な状況にあるものの、戦力充実度ではホークスに分がある。

 ここまで平均26.2点、8.8アシストと好調なオールスターガードのトレイ・ヤング、同17.9点、5.6リバウンドを残すディアンドレ・ハンター、同16.7点、7.7リバウンド、1.2ブロックを記録しているジョン・コリンズら主軸は健在だ。
  特にオフェンシブ・リバウンドで平均4.9本と球際で抜群の強さを見せているカペラが出場した際には、ペリカンズ戦に続いてリング下でタフな戦いを強いられるだけに、八村、ベルターンス、ヴァグナーには復帰初戦からフル回転が求められるだろう。その上で、2週間以上も試合から離れていたことによるフィジカル面の影響も気になるところだ。

 なお、ウィザーズは延期となった6試合のうち3試合の代替日程がNBAから発表されており、2月は28日間で16試合、そのうち2連戦が5回という強行スケジュールとなった。

 3月5日のオールスターブレイクまで厳しい日程が続くため、選手たちのコンディションにも注意していきたい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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