新日本 オカダ・カズチカがEVIL制裁で「スッキリしました!」「NJCで優勝してIWGPの闘いに戻る」と宣言
2021年02月28日 05時30分 THE DIGEST

因縁を深めてきたオカダとEVILとの戦いは、互いに引かない戦いとなった。(C)新日本プロレス
新日本プロレスは2月27日、ビッグマッチ『CASTLE ATTACK』を大阪城ホールで開催した。
メインイベントでは遺恨が深まっていたオカダ・カズチカとEVILがついにシングルで激突し、因縁に決着をつける。
試合は序盤からオカダがじっくりと絞め技で試合を組み立てていくが、戦場が場外に移るとEVILがイスをオカダの首に括りつけて、もう一脚のイスでフルスイングする。さらにマネージャーのディック東郷は当たり前のように加担した。
オカダはドロップキックなど持ち前のスピードでEVILのパワーを抑えにかかると、場外の花道で、EVILと東郷をまとめてDDTでダメージを与える。しかしEVILのパワーはまだ残っており、東郷も巧みな介入でアシストしてきた。リング上、リバースネックブリーカードロップでペースを握りたいオカダだったが、金具剥き出しのコーナーを背にEVILのラリアットが襲う。腰にダメージを受けたオカダにEVILは雪崩式ブレーンバスターから、スコーピオン・デスロックで腰を痛めつけていく。
さらにダークネスフォールズを放つもカウントは2となる。場内からオカダを後押しする手拍子が響くと、これで火がついたのか、オカダは東郷の介入も跳ね除けて、マネークリップで捕獲する。しかしEVILは立ち上がるとオカダをレッドシューズ海野レフェリーにぶつけ、東郷がスポイラーズチョーカーで締めあげる。そこからオカダは東郷を金具剥き出しのコーナーにぶつけ、ツームストンパイルドライバーで排除。ローブローの打ち合いから、オカダはEVILにツームストンを決めるとバックブリーカーからマネークリップと攻め立てた。
終盤戦、EVILはラリアットで再びオカダを追い込み、レインメーカーとEVILをお互い探り合うが、オカダが開脚式パイルドライバーから、レインメーカーを決めてカウント3を奪い、EVILの制裁に成功した。
試合後、オカダは「個人的なことを言わせてもらうとスッキリしました。こんな状況の中、バレットクラブのクソみたいな試合を見させてしまって申し訳ございません。でもまだスッキリしない。そろそろIWGPの闘いに行っていいよね?大人の世界には順序があるから、『ニュージャパンカップ』(NJC)優勝して、IWGPの闘いに戻ります」とバレットクラブの暴走ファイトを制裁した後はNJCを優勝し、IWGP戦線に戻ることを力強く宣言した。
【動画】オカダ・カズチカvsEVIL 大阪城・因縁の対決!
インタビューブースでオカダは「今までたくさん乱入とかされてる僕が、クソつまんないなって思ってしまったというのは、相当なお客さんにも伝わってると思ったんでね。やっぱり今日は皆さんにスッキリしてもらう闘いをお見せすることが…まぁ何にもかかってないですが、ベルトもかかってない中で、こうやって(メインを)やらせてもらった。僕が今日負けてたらえらいことになってたと思いますし、やっぱりこういう元気のない世の中だからこそ、しっかりと、スカッとする闘いをお見せしないとダメだなと思ってた」と、このEVIL戦に対する思いを語った。
さらに、飯伏幸太、内藤哲也の間で巻き起こっているベルト論争については、「統一だとかインターコンチだけだとか、そんなの関係なく、強いヤツがベルト巻けばいいんですよ。そんな単純なことなのに、なんか違うことで闘って、“それってプロレスなの?”っていう…。だったら普通に、リング上で強い人が好き放題やればいいじゃんって僕はそう思いますし、それでお客さんも戸惑ってるのもあると思います…。まぁ、強い人がチャンピオンなわけですから。ただでさえこういう状況、色々と不満がある中で、ベルトや、プロレスでもそういう不満が溜まるようなことをしていてもしょうがない。それは今回の僕もそうですし、IWGP、その二冠の闘いに対してもそうだと思います。強い人がチャンピオンなんですよ。別に僕は統一だろうとインターコンチだけだろうと、知ったこっちゃないですけど」と元王者としてのベルトに対する考えを明かす。
「強ければ、ニュージャパンカップに優勝して、IWGP(ヘビー級のタイトルマッチ)を闘って、チャンピオンになるだけですから。そこに向かって、やっぱりみんなが終わって“楽しかったね”っていうようなプロレスをしていきたいと思います」
ニュージャパンカップ優勝宣言、そしてIWGP二冠についても言及したオカダ。この大阪城を経て新たな展開が生まれてきそうだ。
◆新日本プロレス◆
『CASTLE ATTACK』
2021年2月27日
大阪・大阪城ホール
観衆 1,846人
▼スペシャルシングルマッチ(60分1本勝負)
○オカダ・カズチカ(28分11秒 片エビ固め)EVIL●
※レインメーカー
文●どら増田
【PHOTO】『Road to THE NEW BEGINNING』解説のYOSHI-HASHIがジェイの挑発を受けて襲撃。CHAOSとバレクラの因縁深まる
/
— njpwworld (@njpwworld) February 27, 2021
?CASTLE ATTACK?大阪城大会(2/27)を公開??
\
因縁の対決、大阪城決戦一騎打ち??
果たして勝つのは??
? @rainmakerXokada × @151012EVIL
? #njpwworld で配信中?
? 登録&視聴?https://t.co/CcdQ1XrpWA#njcattack #njpw pic.twitter.com/uKWn232TXs
記事にコメントを書いてみませんか?