「ルイからエナジーとやる気を引き出す」ウエストブルックが期待の若手、八村塁について語る〈DUNKSHOOT〉

「ルイからエナジーとやる気を引き出す」ウエストブルックが期待の若手、八村塁について語る〈DUNKSHOOT〉

今季からウィザーズに加わったウエストブルックが、八村への期待を語った。(C)Getty Images

ワシントン・ウィザーズは3月3日(日本時間4日、日付は以下同)、シーズン前半戦最後の試合(対ロサンゼルス・クリッパーズ)を前にチーム練習を行なった。

 その後に行なわれたメディア会見では、ラッセル・ウエストブルックが八村塁についてコメント。ディフェンスの重要性や今後への期待などを語った。

 記者から「若手選手に常に声を掛けているのか」と尋ねられたウエストブルックは、「そうだね。このリーグで最も難しいのは、安定して活躍することなんだ。そのためにはしっかりとした習慣やルーティンが身に付いていないといけない。毎試合ベストが出せるような習慣を作っていくこと。俺はそういうことをルイに要求している」と言及。

 さらに「彼はものすごい能力を持っている。コートでいろんなことができる選手だ。しっかり集中してやれば、相手の1番(ポイントガード)から5番(センター)を守れる。彼が好調な時はチームも好調だ。だからリーダーとして、俺の役割は毎晩ルイから全開のエナジーとやる気を引き出すことだ」と語った。
  八村はここ3試合連続で1桁得点に終わっており、プレータイムはいずれも27分未満に減少。しかしシーズン全体ではエースのブラッドリー・ビール、ウエストブルックに次ぐ出場時間を記録するなど、攻守両面で主軸として期待されている。

 オフェンスでは安定して2桁得点を残すとともに、守備ではスイッチディフェンダーとして奔走することが今の八村の役割だ。ここ10試合で先発を務めている5人のうち、八村とギャリソン・マシューズは2年目、モリッツ・ヴァグナーは3年目とまだ若く、バックアップにもルーキーのアブディヤや3年目のアイザック・ボンガなど、若手がローテーションの大半を担っている。

 ウィザーズは現在33試合を終えて13勝20敗(勝率39.4%)。イースタン・カンファレンス13位に沈んでいるものの、プレーオフ出場圏内にいる6~8位の3チーム(シャーロット・ホーネッツ、マイアミ・ヒート、トロント・ラプターズ/17勝18敗/勝率48.6%)とは3.0ゲーム差で、プレーイン・トーナメントに参戦可能な10位までは2.5ゲーム差のため、スコット・ブルックス・ヘッドコーチは巻き返すことは「十分に可能性がある」と見ている。
 「プレーオフ圏外から数ゲーム差だが、まだ残り試合はたくさんある。練習日は少ないなか、選手の育成にはフィルムセッションが重要だ。ブラッドとラッセルは試合の出場時間が長いから、練習に参加しない日もある。若手にはそういう時に練習時間をより生かしてほしい。ルイとデニはこのチームにおける将来の要だ。これから先、一歩前進すれば一歩後退することもあるだろうが、ルイは今季、数歩前進していると思う。チームにとって、選手たちの育成はいつだって大切なんだ。我々の目標は、若手を育成しながらプレーオフに進出することだ」
  4日のクリッパーズ戦を終えると、オールスターブレイクを挟んで10日からシーズン後半戦がスタート。ウィザーズは後半戦の序盤からフィラデルフィア・セブンティシクサーズ(12日)、ミルウォーキー・バックス(13日と15日)と上位チームとの対戦が控えており、気の抜けない戦いが続く。

 そうした状況のなか、ビールとウエストブルックの2枚看板を中心にどれだけ白星を重ねることができるのか。八村をはじめとした若手の成長がカギになりそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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