ウマ娘の初代主人公・スペシャルウィーク。その数奇な運命、武豊との出会い、ダービー優勝

 G I日本ダービーを語るうえで外せない馬といえば、スペシャルウィーク。今年も日本ダービーに向けて、その走りを振り返りたい。2021年5月18日に配信した人気記事をお届けする。

 実在の競走馬を擬人化した"ウマ娘"を育成するスマホゲーム「ウマ娘 プリティダービー」。このコンテンツは、2021年にゲーム化される前、アニメシリーズが2期にわたり放映されていた。

 そして、その第1期アニメで主人公を務めたのが「スペシャルウィーク」である。


ダービーは勝てないと言われた武豊を優勝へと導いたスペシャルウィーク

"ウマ娘のスペシャルウィークは、生まれてすぐに母を亡くし、育ての母から厳しいトレーニングを受けて成長した""小さい頃から人間に囲まれていたために、他のウマ娘と接する機会がなかった"という設定はアニメではよくありそうな話だが、決して創作ではない。

 この設定は、モデルとなった競走馬・スペシャルウィークの生い立ちを反映している。そして、そんな数奇な運命を辿ったサラブレッドが、名手・武豊騎手に初となるGT日本ダービー(東京・芝2400m)のタイトルをもたらしたのだった。

 1995年5月2日に生まれたスペシャルウィークは、その5日後に母のキャンペンガールを亡くした。牧場は"育ての母"として乳母馬をあてがったが、この馬の気性が激しく、世話をしないこともあった。そこでスペシャルウィークは、小さい頃からスタッフの人たちが手をかけて育てていった。普段は、他の馬から離れて1頭でいることも多かったという。一方で、その育ちから人によく懐いた。

 やがてデビューしたスペシャルウィークは、3歳(当時の表記は4歳)となった1998年、この世代の主役として大活躍した。何より当時、競馬界の七不思議のひとつとさえ言われた「武豊はダービーを勝てない」という言説に終止符を打ち、この人馬のコンビでダービータイトルを手にすることとなった。

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