今、サッカー日本代表を招集するならベストメンバーは?

サッカー日本代表 現ベストメンバーを考える 前編

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 10月に延期になっていたサッカー2022年カタールW杯予選が、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、来年に再延期となった。ウィズコロナの時代にあって、ナショナルチームの活動や強化は、しばらく難しい状況を迎えるだろう。

 今後は準備もそこそこに試合が組まれることもあるかもしれない。であるならば、さまざまな状況を考慮した、現在パフォーマンスのいい、戦える選手たちを常に意識しておく必要があるのではないか。そこで今回は、識者の方々に2020年8月時点で選ばれるべき、ベストメンバーを考えてもらった。

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現時点でのサッカー日本代表のメンバーを考えてみた

「柔」の選手たちに「剛」の選手を組み合わせたい

杉山茂樹氏(スポーツライター)


日本代表が一皮剥けるために、「剛」の選手を入れたい

 GKはこれまで出場機会の多かった権田修一より、大迫敬介のほうがよさそう。右サイドバック(SB)は室屋成が上昇中。酒井宏樹に迫ってきた。

 左SBは長友佑都には勇退していただき、より機動力の高い安西幸輝を起用したい。好調川崎フロンターレの登里享平も、同様な理由で推したくなる旬な選手だ。

 センターバック(CB)はこれまでの吉田麻也から気分を変え、谷口彰悟を起用したい。もうひとりは冨安健洋。守備的MFも右SBもできる多機能型。外せない中心選手になっている。

 守備的MFはいちばんの激戦区。4−3−3をイメージし、ワンボランチにするとより激戦になる。山口蛍、橋本拳人、三竿健斗も悪くないが、伸び盛りの田中碧を1番手としたい。

 もうひとりは、日本の中盤選手でいちばん巧い大島僚太だ。4−2−3−1の2はもちろん、4−3−3のインサイドハーフでも行ける。南野拓実の場合は4−3−3ならインサイドハーフ、4−2−3−1なら1トップ下だ。欧州のトップチームでそれなりに出場機会を得ている選手。外せない存在だ。

 久保建英の場合はもっと外せない選手になる。左右両ウイング。ゼロトップという選択肢もある。ただし、まだ19歳だ。日本代表から外せない選手であるが、完成された選手ではない。所属クラブ優先。毎度招集すべきだとは思わない。

 それはともかく、久保を呼ぶ場合は、他のアタッカーふたりは技術系よりスピード系の選手を選びたい。古橋亨梧は、代表歴はまだ1度しかないが、外せない選手に成長したと思う。競馬用語で言うところの「本格化」している最中にある。

 スピードはもちろん、身体が強そうだし、ドリブルもまずまず。シュートに向かう姿に、ポドルスキーっぽい雰囲気が出てきている。ジャーメイン良、オナイウ阿道、鈴木武蔵ら海外にもルーツを持つFWも、のきなみ「本格化」している。これまでの日本選手にはない潜在的に備えている魅力が、いっそう際立つようになっている。

 柔だけでは限界がある。剛タイプの選手をそこにどう組み合わせるか。日本代表が一皮剥けるためのカギだと思う。

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