赤ちゃんとも一緒に楽しめる! 親子で紡ぐJリーグの歴史【カカロニ・すがやの“熱”Football Watch!】

■娘がスタジアムデビュー!

先日のJ1リーグ、横浜F・マリノス対浦和レッズにて、娘がスタジアムデビューしました!!

生後9ヶ月。ついに、です。まぁずっとすやすや寝ていましたが。よくあの大音量のチャントと地響きのなかで寝られるなぁ……と感心してしまいました。

嫁が家で育児をしてくれているあいだに、僕はカタールW杯を現地に見に行くという暴挙を犯した手前、この一年間、少なからずJリーグの試合をスタジアムに見に行く回数を減らしていました。

しかし、新シーズンが始まるにあたり、近所のスタジアムで託児施設が充実している場所なら、赤ちゃんを連れて行けるんじゃないかと思い、日産スタジアムに白羽の矢が立ったわけです。

もともと僕が浦和レッズのサポーターで、僕の影響でサッカーを見に行くようになった嫁は久しぶりの観戦。最後に夫婦で観戦したのは昨シーズンの5月22日、鹿島アントラーズ戦でした。

予定日まであと1ヶ月ちょっとだから、今日が最後だね。とか言いながら見たのですが、娘はその翌日に産まれてきました。

早いって。青森山田の柴崎岳選手の鹿島内定くらい早いって。
※柴崎選手は高校2年生のときに鹿島アントラーズとプロ契約を結んだ

というわけで、赤ちゃんと、というよりも嫁と見に行くという意味合いの強かったこの試合、娘がいい子にしていたというのもあり、楽しかったですね。

スタジアムに着くと、まずは見学がてらに託児施設で赤ちゃんのおむつを交換。キックオフ前にこういうのは済ませておく。施設内は暖かいうえに、試合が放送されてるモニターがあるので、スタジアムの歓声を聞きながら試合を楽しむこともできる。

施設内には、かわいい赤ちゃんたちがたくさん。うちは赤ちゃんが哺乳瓶を嫌がるため、カーテン付きの授乳スペースがもう少しあるとありがたいなあって感じでした。

ミックスゾーンとマリノス側のあいだ、ぎりぎりマリノス側のエリアに施設は設置されており、事前に地図で見たときには「アウェーチームのグッズを身につけていたら入れないんじゃないか?」と不安になりましたが、施設はアウェーサポーターもユニフォームを着て利用可能で助かりました。

小さなお子さま連れでも安心!「赤ちゃん休憩室」「ベビーカーお預かりサービス」「おむつ替えシート」「子ども用トイレ」 | ニュース | 横浜F・マリノス 公式サイト( https://www.f-marinos.com/news/event/3654 )

席は二階席最後列の通路側。ここなら立って赤ちゃんをあやしても周りに迷惑をかけないですから。キックオフまでに赤ちゃんが寝てくれることを願って、二階席最後列の後ろの通路をひたすら往復。同じように赤ちゃんを抱っこ紐に入れて歩いている親サポーターも何人か見ました。

そして、キックオフ! チャントに合わせて背中をトントンされるのが心地いいのか、赤ちゃんが寝てくれました。

まわりの赤ちゃんも続々と眠りに落ちていった模様。レッズのチャントは安眠効果があったのか。なんて親サポーターに優しいんだ。

その後、何度か両親の歓声と悲鳴で目を覚ますこともあるものの、ずっと大人しくしてくれたので、楽しく観戦することができました。嫁も大好きな興梠慎三選手を久しぶりに生で見れてうれしそうでした。

娘のスタジアムデビューは黒星スタートとなってしまいましたが、また近所で試合があるときは必ず3人で見に行こうと思います。

■幼少期のサッカー観戦の思い出

思えば、僕のスタジアムデビュー戦も黒星スタートでした。

レッズサポーターだった父とは、いつも家で一緒にレッズ戦を観戦していましたが、当時4歳で、途中おもちゃで遊んだり、絵を描いたり、90分集中力がもたないことを理由に、スタジアムには連れて行ってもらえませんでした。まあ相手するのが面倒くさかったんでしょうね。

でも、実際に見に行きたい。そんな僕を見かねて、母がスタジアムに連れていってくれました。

対戦カードは、三ツ沢公園競技場の横浜フリューゲルス対清水エスパルス。

なんでそのカードなんだ。家から近くもないのに。

僕は当時、前園真聖選手しか知らなかったので、フリューゲルスを応援してたのですが、0-1でエスパルスが勝利しました。

でも、すごく楽しかったのを覚えているとともに、母が

「直弘は90分通して試合に集中していた」

と、アジア二次予選のときのキーパーの寸評みたいな進言を父にしてくれたこともあり、ついに家族で国立競技場に行くことに。

対戦カードは浦和レッズ対鹿島アントラーズでした。娘が生まれる前日のカードと一緒ですね。試合はPK戦の末、鹿島の勝利(リーグ戦でも同点の場合はPK戦を行う、当時はそういうレギュレーションだった)。

僕はあの試合でPKを外したバインを一生根に持ち、後にニンテンドー64で発売されたパーフェクトストライカーで干しに干しました。めっちゃ能力高かったんですけどね。

そして、それ以来、僕はレッズがJ2に落ちるまでスタジアムで勝利を見ることはありませんでした。

どんだけ勝てないねん。

途中、僕に勝利を見せるために、父はなんのゆかりもない藤枝東高校の応援に連れていったほどでした。

しかし、そんな僕が今度は娘を連れてスタジアムに行っているんですから、Jリーグの歴史もどんどん深まってますね。

僕は初勝利までだいぶかかったけど、娘には早く勝利を見せられるといいです。

さて、日産スタジアム以外で行けそうなスタジアムは……と。

等々力陸上競技場……フロンターレ……か……。

まあ、なんだ。娘よ。もしあれだったら、今度、前橋育英高校の試合でも見に行こうな。

では、今日はこの辺で!

■プロフィール

カカロニ・すがや

1991年3月5日生まれ。O型。東京都出身。2016年、現在の相方である栗谷とカカロニを結成。グレープカンパニー所属のお笑いコンビとして活動中。趣味はサッカー(サッカー歴15年・ブラジル・ロシア・カタールW杯を現地観戦)、深夜ラジオ(元ハガキ職人)。特技はサッカーとくりぃむしちゅー上田さんの例えツッコミを暗記すること。Twitter: @sugayazinho  instagram: sugayazinho

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