原辰徳「監督として巨人にリベンジしたい」(1)原氏が望む懐刀のGM就任

原辰徳「監督として巨人にリベンジしたい」(1)原氏が望む懐刀のGM就任

原辰徳「監督として巨人にリベンジしたい」(1)原氏が望む懐刀のGM就任

 各球団は今オフも、監督人事を巡って波乱含みのうねりを見せそうだ。いまだCS争いで混沌とする終盤戦だが、ひそかに積極的なアクションが起こされていた。3年前、志半ばでユニホームを脱いだ名将が、復権をかけて動きだしたというのである。

 9月12日、巨人の山口寿一オーナー(61)が、高橋由伸監督(43)に来季も続投要請する意向を示した。

 ところが、そこから由伸巨人は1勝4敗1引き分けの体たらく(9月19日現在)。混戦を極めるセ・リーグで、Aクラス入りはおろか、最下位の可能性すら出てきたのだ。巨人番記者が言う。

「3年連続V逸、しかも2年連続のBクラスともなれば、たとえ引き止められても、みずから辞するのではないか。コーチへの丸投げ采配は相変わらずで、球界からは暗黒時代とも言われた『堀内監督よりも無能だ』との声まで上がっている」

 成績しだいでは予断を許さないというわけだ。

 そうした状況のもと、球団内の一部では12年で7度のリーグ制覇を成し遂げた前任者の復帰待望論が噴き出している。そう、原辰徳氏(60)である。

「山口オーナーは、岡本和真(22)や吉川尚輝(23)など若手の台頭を由伸監督の手腕のように話していましたが、現実的には何もしていない。原監督がマンツーマンで直接指導したり、時に公開説教をしたりして選手を鍛え上げたのとは雲泥の差があります。厳しかった原監督は選手から嫌われることも多かったですが、だからこそ常勝チームを作り上げることができた。一方の由伸監督は嫌われないことばかりを優先し、悪口を言われることも少ないですが、慕われもせず『楽だからいいや』と言われる始末です。原監督が復帰すれば、こうした空気を一変させてくれるでしょう」(巨人番記者)

 何より、15年オフに退任して以来、沈黙を守ってきた原氏自身も、ここにきて現場復帰に意欲を燃やしているようなのだ。火をつけたのは、ほかならぬ由伸巨人の惨状だという。

「これまでは由伸監督を温かく見守っていた原氏ですが、あまりのふがいなさにイライラを募らせていたんです。解説に訪れた際には『もう少し、“生”というか“動”というか、アクティブな姿勢、戦う野球人としての生き様を見せてもらいたい』と、独特の表現で一喝していました。自分が指揮を執っていれば、という歯がゆさがあるのでしょう」(スポーツ紙デスク)

 仮に相思相愛なのであれば、原氏が現場に復帰すればいい。ところが、そうはうまくいかない。一部に3度目の監督就任を望む声がある一方で、巨人の上層部が原氏の復帰を断固拒絶しているからだ。

 3年前、表向きは退任だったが、事実上、原氏は追い出されていたのである。

 原因は、週刊アサヒ芸能で再三にわたって報じてきたが、原氏が監督主導で選手補強をすべく手足となって暗躍してきたメディア関係者X氏の存在だった。

「原氏の現役時代終盤から昵懇だったX氏は、メディア関係者であることを武器に、各球団に出入りして人脈を築き上げていた。原監督と情報を共有し、折に触れてアドバイスをしたりして、監督の意向を実現すべく動いてきました。原監督が欲しがる選手には『原さんがこう言ってたぞ。目をかけてたぞ』とささやき、その後の決断に影響を与え、多くのFA補強や他球団の外国人選手強奪に力を貸していたといいます。チーム内で首脳陣が知らないことまで、X氏が把握していることもあった。原監督は、それだけ信頼するX氏のフロント入り、あわよくば編成面で自分の意見を通すためにもGM就任を望んでいました。さすがに外様に牛耳られることを危惧した球団は、原政権に終止符を打つことで二人を排除したんです」(球界関係者)

 巨人から切られたことで、監督としての原氏のプライドは傷つけられた。

 現在は「球団特別顧問」という肩書こそあるものの、3年前、他球団への流出を恐れた巨人が慌てて用意したポストであり、実質的な球団との関係はきわめて希薄だという。

 そして機は熟した。

「実は今シーズン中、ごく親しい球界関係者に原氏は『リベンジしたい』と口にしている。巨人の監督に返り咲きたいという意欲だとも解釈できましたが、どうやら、敵として巨人を見返したいという強い気持ちだったようです」(球界関係者)

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