引退が囁かれる男たち 1軍未登板の松坂、広島優勝の立役者黒田らの去就は!?

引退が囁かれる男たち 1軍未登板の松坂、広島優勝の立役者黒田らの去就は!?

2軍の練習試合に登板した松坂=2016年3月3日 (c)朝日新聞社

 近ごろは涼しい日々が増え、秋の訪れを感じる。プロ野球は秋を迎えると、ベテラン選手の去就が気になってくる。今季はロッテで2005年、10年と2度の日本一に貢献した、サブロー外野手(40)が既に引退を発表しているが、他に明言している選手はいない。ベテラン選手たちの、ここまでの成績と近況を整理する。

 球界最年長、12月に43歳になるDeNAの三浦大輔投手は、9月16日の阪神戦(甲子園)で今季2度目の先発。プロ野球記録を更新する24年連続勝利を狙ったが、4回3分の1、6安打2失点で降板した。7月11日の中日戦では4回で被安打11、6失点と崩れたが、2度目の先発はまずまずの出来。1回に2ランを浴びたが、2回以降は立ち直って無失点。5回途中で降板したため、6回に味方が勝ち越したとしても勝ち投手の権利はなかったが、降板後にベンチで懸命に声援を送る姿が見られた。若手が多い投手陣の手本となる見事な態度だった。

 通算最多402セーブの中日・岩瀬仁紀投手(41)は、実績を認められ、進退を球団から委ねられている。今季は14試合に登板し、0勝2敗、防御率6.30。8月6日のDeNA戦はプロ野球史上3人目の900試合登板という節目だったが、1死も取れずに降板。KOでベンチに戻る際に記録達成の花束を受けるという、悲惨な場面となった。しかし、2軍調整を挟んだ9月の登板では3試合連続で無失点。コーチ兼任は否定したが、現役続行に意欲を見せた。

 メジャーからの復帰組はどうか。優勝決定試合で先発した41歳の黒田博樹投手は、今季の全日程が終了後に、最終決断をするとみられている。昨年は球団から強く引退を慰留されたが、今年はリーグ優勝を達成しているだけに、黒田の意思を尊重するとみられる。阪神の藤川球児投手(36)は、43試合とチームで4番目に登板が多い。防御率は4.60と往年の力はないが、14ホールドポイントはチーム2位。ブルペンではまだまだ貴重な存在といえる。

 藤川と同学年のソフトバンク松坂大輔投手(36)は、3年契約の2年目だ。日本復帰後に1軍登板はないが、今季はウエスタン・リーグで8試合に登板している。実績は抜群なだけに、手術した右肩の状態を含め、どこまでコンディションが戻るかにかかっている。松坂の西武時代の同僚、楽天・松井稼頭央外野手(40)は、今季で2年契約が満了するが「来季も現役で、仙台でやりたい」と現役続行に意欲を見せている。(文=日刊スポーツ・斎藤直樹)

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