阪神・鳥谷で51人目 2000試合出場達成者の通算安打数から見る特徴とは

阪神・鳥谷で51人目 2000試合出場達成者の通算安打数から見る特徴とは

阪神・鳥谷敬【写真:荒川祐史】

2000安打は史上50人、2000試合出場は史上51人と稀な記録

 阪神の鳥谷敬は、5月4日に甲子園での中日戦で代打で出場し、通算2000試合出場を果たした。NPB史上51人目。2000本安打が通算50人だから、同じくらい貴重な記録だと言える。

 通算出場試合数と安打数を併記すると、選手の能力、個性が浮き上がってくる。NPB出場試合数ランキングを見てみよう。()は実働期間。〇は出場試合数より安打数が多い選手。※は現役選手。

1 谷繁元信 3021試合(1989-2015)2108安打
2 野村克也 3017試合(1954-1980)2901安打
3 王貞治 2831試合(1959-1980)2786安打
4 張本勲 2752試合(1959-1981)3085安打〇
5 衣笠祥雄 2677試合(1965-1987)2543安打
6 大島康徳 2638試合(1971-1994)2204安打
7 立浪和義 2586試合(1988-2009)2480安打
8 金本知憲 2578試合(1992-2012)2539安打
9 門田博光 2571試合(1970-1992)2566安打
10土井正博 2449試合(1962-1981)2452安打〇
11石井琢朗 2413試合(1989-2012)2432安打〇
12福本豊 2401試合(1969-1988)2543安打〇
13伊東勤 2379試合(1982-2003)1738安打
14清原和博 2338試合(1986-2008)2122安打
15新井貴浩 2320試合(1999-2017)2178安打※
16山本浩二 2284試合(1969-1986)2339安打〇
17高木守道 2282試合(1960-1980)2274安打
18中村紀洋 2267試合(1992-2014)2101安打
19山崎裕之 2251試合(1965-1984)2081安打
20山崎武司 2249試合(1989-2013)1834安打
21田中幸雄 2238試合(1986-2007)2012安打
22落合博満 2236試合(1979-1998)2371安打〇
23山内一弘 2235試合(1952-1970)2271安打〇
23大杉勝男 2235試合(1965-1983)2228安打
25榎本喜八 2222試合(1955-1972)2314安打〇
26稲葉篤紀 2213試合(1995-2014)2167安打
27柴田勲 2208試合(1962-1981)2018安打
28広瀬叔功 2190試合(1956-1977)2157安打
28松原誠 2190試合(1962-1981)2095安打
30秋山幸二 2189試合(1981-2002)2157安打
31前田智徳 2188試合(1990-2013)2119安打
32長嶋茂雄 2186試合(1958-1974)2471安打〇
33福浦和也 2178試合(1997-2018)1975安打※
34荒木雅博 2168試合(1997-2017)2023安打※
35宮本慎也 2162試合(1995-2013)2133安打
36木俣達彦 2142試合(1964-1982)1876安打
37阿部慎之助 2105試合(2001-2018)2038安打※
38江藤慎一 2084試合(1959-1976)2057安打
39新井宏昌 2076試合(1975-1992)2038安打
40堀幸一 2064試合(1989-2009)1827安打
41有藤道世 2063試合(1969-1986)2057安打
41駒田徳広 2063試合(1983-2000)2006安打
43若松勉 2062試合(1971-1989)2173安打〇
44小久保裕紀 2057試合(1994-2012)2041安打
45毒島章一 2056試合(1954-1971)1977安打
46真弓明信 2051試合(1973-1995)1888安打
47加藤英司 2028試合(1969-1987)2055安打〇
48藤田平 2010試合(1966-1984)2064安打〇
49古田敦也 2008試合(1990-2007)2097安打〇
50吉田義男 2007試合(1953-1969)1864安打
51鳥谷敬 2001試合(2004-2018)2022安打〇※

通算安打数が出場試合数を上回る選手の傾向は…

 通算安打数が出場試合数よりも多い選手は、打席数が多く回ってくる打順上位を打つ打者が多い。また1年目からスタメン出場するなど、エリートだった選手も多い。鳥谷敬もその1人だ。

 ただし、王貞治や野村克也のように四球が多かった選手は、強打者でも試合数の方が多くなる傾向にある。出場試合数が安打数を大きく上回っている選手は、代打、守備固めなどでの出場が多く、レギュラーに定着するまで時間がかかった選手が多い。また、捕手も試合数の方が多くなる傾向にある。

 51人いる2000試合出場選手のうち、43人は2000本安打をクリアしているが、伊東勤、堀幸一、山崎武司、吉田義男、木俣達彦、真弓明信、福浦和也、毒島章一の8人は2000本に未達。それぞれ個性的な選手だが、現役の福浦はこのグループから抜け出すべく、奮闘している。

 一方で、出場2000試合未満で通算2000本安打を打った選手は7人いる。

川上哲治 1979試合(1938-1958)2351安打
小笠原道大 1992試合(1997-2015)2120安打
松井稼頭央 1890試合(1994-2018)2086安打※
谷沢健一 1931試合(1970-1986)2062安打
和田一浩 1968試合(1997-2015)2050安打
野村謙二郎 1927試合(1989-2005)2020安打
A.ラミレス 1744試合(2001-2013)2017安打

 いずれも通算打率が高く、安打製造機と呼ばれた選手たちだ。

 試合数と安打数。単純な数字の積み上げだが、2つの数字から名選手たちの野球人生が浮かび上がってくる。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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