好素材バランスよく輩出 松坂は復活、筒香、近藤らも元気の横浜高OBたち

好素材バランスよく輩出 松坂は復活、筒香、近藤らも元気の横浜高OBたち

今季、復活を遂げた中日・松坂大輔【写真:荒川祐史】

NPBでは18人の横浜高出身選手が現役でプレー

 前回登板はアクシデントで投げることができなかったが、松坂大輔の復活は、今年のNPBの明るい話題の一つだろう。今年は、松坂をはじめ、横浜高出身の選手の活躍が目立っている。

 現在、NPBでは18人の横浜高出身者が現役でプレーしている。卒業年度別に今季の成績を見ていこう。

○1998年度卒
後藤武敏(De)1軍出場なし
松坂大輔(中)7登板3勝3敗0S0H 37.1回35三振 防御率2.41
○2003年度卒
荒波翔(De)4試合4打数0安0本0点0盗 打率.000
成瀬善久(ヤ)1軍出場なし
○2004年度卒
石川雄洋(De)1軍出場なし
涌井秀章(ロ)12登板4勝5敗0S0H 79.2回55三振 防御率4.29
○2006年度卒
下水流昂(広)37試合53打数14安1本6点0盗 打率.264
福田永将(中)62試合221打数59安6本26点0盗 打率.267
○2007年度卒
高濱卓也(ロ)1軍出場なし
○2008年度卒
倉本寿彦(De)40試合121打数29安0本9点1盗 打率.240
○2009年度卒
筒香嘉智(De)59試合205打数62安16本43点0盗 打率.302
○2011年度卒
近藤健介(日)51試合178打数65安8本39点3盗 打率.365
乙坂 智(De)38試合48打数7安0本3点1盗 打率.146
○2012年度卒
柳 裕也(中)9登板2勝5敗0S0H 47.1回39三振 防御率5.70
○2014年度卒
淺間大基(日)1軍出場なし
高濱祐仁(日)1軍出場なし
○2016年度卒
藤平尚真(楽)6登板1勝3敗0S0H 30回29三振 防御率5.10
〇2017年卒
増田 珠(ソ)1軍出場なし

※後藤は法大、荒波は東海大・トヨタ自動車、倉本は創価大・日本新薬、下水流は青山学院大・ホンダ、柳は明大を経ての入団。他は横浜高からプロ入り。

主軸打者もエース級の投手も、バランスのいい好素材を輩出

 18人のうち16人が名古屋以東のチーム。地元DeNAが最多の6人、中日、日本ハムが各3人。

 今や、松坂大輔は同期のゴメスこと後藤武敏とならんで最古参のOBになった。今年はプロ入りから20年目のシーズンになる。

 松坂の6歳下で、同じく西武で活躍した涌井は今はロッテのエース。横浜高出身の現役投手は中日の柳、楽天の藤平、今季登板がないヤクルトの成瀬も含め、すべて先発投手だ。

 打者では、DeNAの不動の4番打者筒香、日本ハムのアベレージヒッター近藤健介が代表格だが、今年は中日の福田永将が規定打席をキープ。かねてより大器、好打者の評判が高かったが、今季はレギュラーの座がいよいよ近づいてきた。DeNAの乙坂、広島の下水流らもレギュラーをうかがっている。

 一方でかつては、一線級で活躍した後藤武敏、成瀬善久、石川雄洋らは今季1軍での出場なし。新陳代謝も進んでいる。

 同じくNPBで大勢力になっている大阪桐蔭勢や、かつてのPL学園勢は打者が圧倒的に多かったが、横浜高は主軸打者もエース級もともに輩出している。好素材がバランスよく生まれている印象だ。

 今年のオールスター戦でも、横浜高出身の選手の活躍に注目したい。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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