今季好調の日ハム上沢は元サッカー少年「子どもながらにセンスないなと…」

今季好調の日ハム上沢は元サッカー少年「子どもながらにセンスないなと…」

日本ハム・上沢直之【写真:石川加奈子】

ポジションはDFも「自分はセンスないなと…」、野球を始めたのは中学校から

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会が注目されているが、プロ野球界にもサッカー少年だった選手がいる。その一人が日本ハムの上沢直之投手だ。

 専大松戸高を卒業して7年目の右腕は今季すでに6勝を挙げ、防御率はリーグ4位の2.30と先発ローテーションの大黒柱として活躍している。

 子どもの頃から華々しい球歴を誇っていたかと思いきや、野球を始めたのは中学校入学後。小学生時代はサッカー少年だった。

「ポジションはディフェンダー。足は速くないけど、サイドバックでセンタリングを上げたりしていました。当時は網に入れたサッカーボールを蹴りながら学校に行ったこともありましたね」と懐かしそうに当時を振り返る。

 ただ、本格的にサッカー選手になりたいと思ったことはなかったという。「みんながやっていて、友達に誘われたから始めただけ。子どもながらに、自分はセンスないなと思っていました」と笑う。

Cロナウドのパフォーマンスに魅了「サッカーの人の話を聞いてみるのも面白い」

 プロ野球選手になった今もサッカーに関心を持っている。ハイライトで見たというポルトガルとスペインの試合では、スペインのエース、クリスチアーノ・ロナウドのハットトリックに魅了された。「期待されて、それ以上のパフォーマンスを出すのがすごい」と一流アスリートが発揮するパフォーマンスの源に想像をふくらませる。

「サッカーの人の話を聞いてみるのも面白いと思います。蹴るのにスランプはあるのかとか、それをどやって克服するのかとか」

 違う競技からも何かを学びたいという貪欲な姿勢が伝わってくる。この向上心が今季ブレークした理由の一つなのかもしれない。

 13日阪神戦で6勝目を挙げた後、リーグ戦再開後のローテーション再編のため、1軍選手登録を抹消された。次回登板は26日のソフトバンク戦(那覇)の予定。22日楽天戦に先発したニック・マルティネス投手ともに、カード初戦を任される見込みだ。

 登板間隔が空いたこの期間を利用して前半戦の疲労を取り除くため、有酸素運動を多めにこなしている。

「自分自身ではそこまで疲れを感じていないのですが、日によっては足を使いにくい状態の時もあったので。交流戦の後、しっかり投げられるように、この期間のリカバリーを大事にしたいです」

 元サッカー少年が今目指しているのは、日本一のビールかけ。そのために万全の状態でリーグ戦再開を迎える。マウンド上で見せるプロフェッショナルな姿に注目したい。(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

関連記事(外部サイト)