【MLB】元Gマイコラスに独占インタビュー「日本でまたプレーすることになったら…」

【MLB】元Gマイコラスに独占インタビュー「日本でまたプレーすることになったら…」

カージナルスのマイルズ・マイコラス【写真:盆子原浩二】

エース級の活躍を続けるカージナルス右腕「僕にとって素晴らしいシーズンになっている」

 巨人からカージナルスに移籍したマイルズ・マイコラス投手が圧巻の活躍を続けている。今季25試合に登板し、13勝3敗、防御率2.80。勝利数はリーグ3位タイ、防御率は同5位タイにつける。157回1/3を投げて、規定投球回到達者では最少の26四球とコントロールの良さが光り、WHIP(1イニングあたりの四球+安打)1.04も同5位と安定感も抜群。すべての数字がまさにメジャーのエース級と呼ぶにふさわしいものとなっている。

 メジャーデビュー後、パドレス、レンジャーズの2球団で37試合登板(10先発)、4勝6敗、防御率5.32と鳴かず飛ばずだった右腕は、2015年に巨人に移籍。3シーズンで31勝13敗、防御率2.18の好成績を残し、メジャー復帰を勝ち取った。Full-Countでは、日本での経験も生かしてメジャーの舞台で快投を続ける右腕に独占インタビューを実施。好調の理由、そして、ローレン夫人ら家族、日本への“愛”についても語ってもらった。

――素晴らしい活躍が続いている。

「僕にとって素晴らしいシーズンになっているよ。家族にとってはバタバタした1年だけどね。素晴らしいチーム、そしてチーメートとともにプレーして最高の1年を過ごせていることが幸運だし、感謝しているよ」

――同地区のチーム相手に好投している(カブス戦は3試合登板で2勝0敗&防御率2.00、レッズ戦は3試合登板で2勝0敗&防御率2.50、ブルワーズ戦は4試合登板で3勝0敗&防御率4.01、パイレーツ戦は3試合登板で0勝1敗&防御率3.32)。

「同地区のチーム相手に好投できるのは素晴らしいことだよ。とても大事な試合だからね。すごくエキサイティングな試合でもあるんだ。カブスやブルワーズと対戦すると、観客も素晴らしくて巨人-阪神戦が思い出されるんだ。巨人-広島戦とかね。ファンがとても盛り上がっていて、とても熱い試合になるんだよ」

――日本の野球から学んだことは?

「野球自体についてもたくさん学んだけど、一人の人間として自分自身のこともたくさん学んだんだ。新しい文化や環境、そして新しいスタイルの野球への対応方法とかね。日本の野球選手がプレーする姿を見て学んだこともあるよ。彼らはとても献身的で、ハードに取り組んでいる。『自分も一生懸命、頑張らないと』という気持ちにさせてくれるんだ。彼らは本当に野球が好きなんだ」

――日本とメジャーの違いは?

「共通している面もあるけど、違いもあるよ。メジャー(の打者)は長打狙いのスイングだけど、日本ではコンタクト重視なんだ。いずれにせよ良い投球をしないといけないってことだね。そうすれば結果もついてくるから」

「巨人時代もチームの看板を背負ってプレーしていた」

――日本の文化にはどのように対応した?

「(日本文化に対応するには)少し時間がかかったけど、ものすごく時間を要したわけではなかったよ。日本の文化はとても伝統的で、なおかつ他の文化に対してウェルカムな面もあるんだ。他の文化を取り入れて、日本流にアレンジしたりね。アメリカの文化だけにこだわるのではなく、日本の多くの文化だったり、他の多くの文化を楽しむことができたのは素晴らしかったね」

――家族についてどう思っている?

「(家族の)規模がどんどん大きくなっているよ。今年双子が生まれて、リリアンも昨年生まれたからね。家族全員、本当に嬉しく思っているよ。家族は幸せで健康だし、生活を本当に楽しんでいるよ」

――日本での3年間は特別だった?

「そうだね、とてもスペシャルだったよ。僕も妻も、日本での時間をとても気に入っていたんだ。東京は美しい街だよ。それに日本には美しい場所がたくさんあるんだ。相撲観戦だったり、桜を見に行ったり、富士山にも行ったり、色んな経験ができたよ。僕自身、そして家族にとっても素晴らしい時間だったね」

――巨人ファンへのメッセージはある?

「彼らには『本当にありがとう』と言いたいね。僕が思うに、日本のファンは世界最高のファンの中の一つだよ。彼らは野球が大好きだし、試合をすごく盛り上げてくれるからね。もしこの先、日本でまたプレーすることになったら、それは素晴らしい経験になると思うんだ。もし復帰しなかったら、彼らにMLBの試合を見に来るように伝えたいね。なぜならMLBの試合もとてもエキサイティングだから」

――ファンや家族など、応援してくれる人がたくさんいる。

「本当に感謝しているよ。出場して自分の持てる力を発揮しないとね。家族、チームを背負って立たないといけないから。と同時に、巨人時代もチームの看板を背負ってプレーしていたことも忘れることはないよ」(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)

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