“松坂世代”大西監督率いる「堺シュライクス」がトライアウト開催 39名が参加

“松坂世代”大西監督率いる「堺シュライクス」がトライアウト開催 39名が参加

堺シュライクスを率いる大西宏明監督【写真:広尾晃】

合否の結果は1週間以内に選手個別に伝えられる

 11月9日、来季から独立リーグBFL(ベースボールファーストリーグ)に参加する新球団「堺シュライクス」のトライアウトが行われた。当日は朝から雨天で、実施が危ぶまれたが、午後には雨も上がり、関係者を安堵させた。

 トライアウト参加者は、投手19人、野手20人の合計39人。関西圏だけでなく、関東地方など他地方からも参加。ウォームアップの後、グラウンドでは打撃、守備のテストが行われた。投手陣は、室内のブルペンで投球のテストが行われた。

 グラウンドでは、松坂世代で、PL学園、近畿大学から近鉄、2002年ドラフト7巡目で近鉄に入団、以後、オリックス、横浜、ソフトバンクで外野手として活躍した大西宏明監督が厳しい表情で選手たちを見つめた。

 ノックを受ける選手たちは明るく声を出していたが、なかには緊張のためか体の動きが固い選手もいた。ブルペンでも上宮太子高、NOMOベースボール倶楽部、東邦ガスから2008年ドラフト2位で横浜に入団、楽天でも投げた藤江均投手コーチが、リスト表を手に投球を見つめていた。

夏凪一仁社長はさらなる選手獲得を示唆「このトライアウトだけでは選手数はそろわない」

 午後4時前にトライアウトは終了、選手を前にして大西宏明監督は「この中には、このトライアウトを最後に野球をあきらめようと思っている人もいるかもしれない、野球をするのは今日が最後と思っている人には、ここで僕たちと堺シュライクスのテストを受けたことを、良い思い出にして頑張ってほしい」と参加してくれた選手たちに敬意を表した。

 また、全39名のプロ野球選手を夢見る金の卵たちに向け「落ちても野球を続けようと思っている人もいると思う。僕たちも人間だからトライアウトで君たちの良いところを見抜けなかった可能性もある。そういう人たちは、これから僕たちを見返すような活躍をしてほしい。合格した人たちは、来年春の開幕までに、一回りも二回りもパワーアップしてほしい」と厳しくも、温かいメッセージを送った。

 堺シュライクスを運営する、株式会社つくろう堺市民球団の夏凪一仁社長は「選手の選考は大西監督やコーチと相談して決めるが、このトライアウトだけでは選手数はそろわないので、今後もいろいろな機会を活かして選手を獲得したい」と語った。ユニフォームのデザインも最終の詰めに入っている。

 合否の発表は、1週間以内に選手個別に伝えられる。新球団、堺シュライクスはいよいよ始動した。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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