「誰も15回までプレーしたくない」時短進めるMLBにジ軍右腕が“延長廃止”を提案

「誰も15回までプレーしたくない」時短進めるMLBにジ軍右腕が“延長廃止”を提案

ジャイアンツのジェフ・サマージャ【写真:Getty Images】

ジェフ・サマージャ投手が持論「同点なら1ポイント、勝てば3ポイント」

 大リーグ機構(MLB)とMLB選手会(MLBPA)が先日、2020年からの導入に合意した新ルール。そのうちの1つが選手登録におけるエンゼルスの大谷翔平投手のような「Two Way Player(二刀流)」の登場。そして、投手に打者3人以上の投球、もしくはイニング終了までの登板を義務付け、ワンポイント登板を禁止するというものだった。

 この“ワンポイント登板禁止”の狙いは試合時間の短縮を狙ってのもの。それならば、延長戦を“廃止”すべきだと、ジャイアンツのジェフ・サマージャ投手が持論を述べている。地元紙「マーキュリーニュース」が「ジェフ・サマージャの、野球に同点を導入するという極端な提案が、なぜ見過ごされるべきではないか」とする記事を掲載している。

 今後2年間でMLBが導入する予定のルール変更について問われたサマージャは自身の意見を同紙に語っている。「延長戦をプレーする必要はないと思う。試合を長引かせたくないんだ。同点なら、他競技のプロリーグのように1ポイントとすればいい。勝てば3ポイント。ただ9回で終わらせればいいんだ」。

 日本のNPBではペナントレースは延長12回で終了し、同点の場合は引き分けとなる。だが、MLBでは引き分けは存在せず決着がつくまで、延長15回でも18回でも行う。記事の中でも「ファンたちは信じられないだろう。18イニングになったとしても、深夜2時36分まで続いたとしても、攻撃の質が下がり、試合が“面白い”と思うレベルでなくなったとしても、多くの野球ファンたちは同点は他のところに属するものだと信じている」と指摘している。

 だが、サマージャはシーズンは長く、選手たちは162試合を戦わなければいけないことを挙げ「シーズンを通して、最高のチームがどこかは分かるはずだ。本当に、誰が15イニングもプレーしたいんだ? 救援陣はしたくない。野手だってそうだ。監督だってそうだよ」と語っている。

 記事の中では「同点は全体的なプレーの質へのメリットがある可能性がある」と指摘し、その具体例として「もし7人のリリーフがいて、14イニングで彼らを使い切った場合、イニングを消化できるフレッシュな投手を呼ぶため、ロースター入りに値する投手を3Aに降格させる必要があるかもしれない。火曜日の夜に正捕手が15イニングプレーしたら、その選手を見たいと水曜日のチケットを買ったファンたちは残念な思いをすることになる」と挙げた。

「各試合を大事なものにして、多くの選手が望まないイニングをなくせばいいと思うだけなんだ」というサマージャ。記事では「サマージャはファンたちがすぐに反応し、チームメートや選手たちの多くがすぐにこの考えを拒絶することを分かっている」とし、サマージャ自身も「少しワイルドな考えだよ」としている。

 それでも、「マーキュリーニュース」は「ワイルドかもしれないが、サマージャや他の選手たちが自身のキャリアに直接影響を与えることに声を挙げるのをやめるべきではない」と記し、MLBと選手会の決定する新たなルールに対して、選手たちが意見を述べることが必要だとしている。(Full-Count編集部)

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