「NO BASEBALL, NO LIFE.」メンバーが占う2019年MLB優勝の行方【AL編】

「NO BASEBALL, NO LIFE.」メンバーが占う2019年MLB優勝の行方【AL編】

優勝予想を行った久保田さん、MOBYさん、成瀬さん、佐藤さん(左から)【写真:編集部】

東地区は2強時代、レイズがどう食い込むか…

 MLBファンにとって、待ちに待った季節がやってきた。このオフには、一世一代の大補強に乗り出したチームあり、充実の戦力にさらなる厚みを増したチームあり、両リーグ共に例年以上の混戦が予想されている。そんな中、おなじみのFull-Countプレゼンツ「NO BASEBALL, NO LIFE.」(FMおだわら)のメンバーが集い、今季の戦力分析と一足早い優勝予想を行った。

 登場するのは、メインMCのオカモト”MOBY”タクヤ(SCOOBIE DO/カブス推し)、久保田泰平(音楽スコアラー/ドジャース推し)、今季からレギュラー出演してもらう成瀬英樹(作曲家・シンガーソングライター/マリナーズ推し)、そしてFull-Count編集部から佐藤直子の4人。まずは、イチロー外野手の7年ぶり日本凱旋で沸いたア・リーグから始めよう。

【東地区】
○優勝予想 
全員:ヤンキース
○ワイルドカード
MOBY:レッドソックス、レイズ
成瀬、久保田、佐藤:レッドソックス、アストロズ

MOBY「さあ、今年もやってきました。MLB優勝予想。まずは皆さんが大好きな東地区からいきましょう」
佐藤「2強ですか?」
MOBY「ですね(笑)。ただ、僕は去年レイズに注目と言ってましたが、いよいよ今年ワイルドカードを獲るんじゃないかなと思っています。皆さんいかがですか?」
成瀬「なるほど」
MOBY「シャーザーやカーショー、バムガーナーが嫌うオープナーの戦法を去年以上に駆使して……。先発も意外と揃ってますからね。スネルとモートン、シアトルから来たキャッチャーのズニーノもいますし」
成瀬「ズニーノはいい選手ですよ。大化けしたりして。オープナーは去年ようやく注目されましたけど、当初はあのベテラン救援ロモが先発するって、それも2日連続先発だなんて、みんな笑ってたんですよ。それが、いつの間にか本当のトレンドになっちゃいましたよね」
MOBY「ということで、ワイルドカードは東地区で全部獲るんじゃないかと。ブルージェイズとオリオールズはないかなと思いますね」
成瀬「メジャーって下位チームの予想って当たりますよね。球団自体が再建モードで優勝を目指してないから。日本とは違ってちょっと面白いですよね」
佐藤「オンとオフがはっきりしてますね。だから、ファンも納得して『じゃあ来年頑張ってね!』みたいな見方をしますし」
MOBY「オリオールズは向こう何年かは難しそうですね」
久保田「オリオールズは、2012年くらいにチャンスを逃しましたからね」
MOBY「さて、残るはヤンキースとレッドソックスです」
成瀬「ヤンキースは今年は強そうですよね」
MOBY「ウイークポイントがあるとしたら監督ですかね? アーロン・ブーン。ちょっと気まぐれなイメージですよね。一応、テレビ解説者を経験して、オーディションで受かった人です。(米スポーツ専門局)ESPNの解説者は、よく監督や要職に就きますよね?」
佐藤「今は分析の時代ですし、解説者は現場に行く機会も多いという理由もあるでしょうね」
成瀬「同じく解説者出身のアレックス・コーラ(レッドソックス監督)は大成功例ですよね。個人的な印象ですが、レッドソックスって強さが継続しないチームですよね? 前年優勝しても、翌年ズコーンって最下位になったり。かと思えば、また優勝したり。なので、連覇って僕は推せないかなぁ。去年のレッドソックスは出来過ぎのところがありませんか? あれがマックスのポテンシャルじゃないなかって」
MOBY「ということは、帝国復活ですか?」
成瀬「やっぱりヤンキースじゃないのかな」
佐藤「中継ぎにオッタビーノが入ったのは大きいですね」
MOBY「ヤンキースで最後の1桁背番号『0』をつけますね」
成瀬「こう考えて見ると、2強のファンじゃない人にとっては、レイズが上がってくることが面白いわけですね」
MOBY「“窮鼠猫を噛む”ですね。ちなみに、今年は6月にロンドンでレッドソックスとヤンキースの公式戦があります。メジャーリーグ初開催とあって、チケットはすでにソールドアウトだそうですよ」
成瀬「7年ぶりの日本開催もありましたしね。もうあれは我々にとってのフェス? お祭りですよね」

中地区は氷河期か? 西は本命アストロズ、対抗アスレチックス&マリナーズ

【中地区】
○優勝予想
全員:インディアンズ

MOBY「中地区です。現段階では全く盛り上がっていませんね。もしかしたら、ア・リーグ西地区で過去にあったような全チーム借金になる可能性も」
成瀬「当時は“コメディーリーグ”って呼ばれてましたよね」
佐藤「ただインディアンスは先発ピッチャーはいいですから」
MOBY「クルーバー、バウアーはトレードで出るっていう噂はありましたけど結局残って、カルロス・サンタナが戻りましたよね。あと話題になるとしたら、ロイヤルズにビリー・ハミルトンが入りました。FAになる前にレッズは放出した形になります」
久保田「あとはツインズがどれだけがんばってくれるか」
MOBY「マーウィン・ゴンザレス、ジョナサン・スクープが入りました」
久保田「クルーズも入って、地味ですが、いい補強をしましたよね」
MOBY「ホワイトソックスは今季はまだですが、プロスペクトがヤバイ感じで揃ってきたので、何年か後には……」

【西地区】
○優勝予想
MOBY:アストロズ
成瀬:マリナーズ
久保田、佐藤:アスレチックス

成瀬「西地区は言うまでもない、アストロズでしょ。個人的には、どうしてもファンにはなれないチームですけど」
MOBY「捕手のロビンソン・チリーノスが入りましたね。抜けた選手はあまりいませんか」
佐藤「カイケルがいなくなって、マルドナードがFAでロイヤルズに行きました」
MOBY「あとはアスレチックスかな? 去年全く期待されてなかったのに、結果として97勝挙げましたから。カブスとブルワーズより勝ち星は上ですよ」
成瀬「確かにアスレチックスは怖いですね。何を考えてるかわからないところがある」
MOBY「クリス・デービスが今シーズンも打率.247となるかは注目ですね。4年連続で打率.247ですから。それで去年ホームラン王。すごいですよ」
成瀬「でも、皆さん。覚えてると思いますが、昨年マリナーズは6月、7月まで独走状態で、ずっとプレーオフのことを考えてましたからね(笑)」
久保田「まさかアスレチックスにまくられるとはね」
成瀬「マリナーズはアストロズに終盤のいいところで4連勝とかしてたんですよ。アスレチックスが出てこなかったら、どうなっていたかと考えると、うーん悔しい? マリナーズは絶好機を逃した訳ですよ。それで主力選手が抜けて分かったことは、凄い選手がいっぱいいたんだなって……」
MOBY「でも、マリナーズは思ったほど悪くはない戦力ですから、結構いけるんじゃないかと。エンカーナシオンが来て、ゴードンが本職のセカンドに戻って、あとドミンゴ・サンタナがいますよ」
久保田「これで菊池雄星が10勝くらいしてくれたらね」
MOBY「そうですね。あと僕が注目するシェド・ロング、体格は小さいけど勤勉、堅実で、もう少し頑張ったらアルトゥーベみたいな存在になれるんじゃないのかなって。彼、いいですよ」
成瀬「そうですねぇ、うーん、でも僕マリナーズファンなんですけど、今年は……ないかな」
(一同笑)
成瀬「なぜかというと、ピークを過ぎた選手が多過ぎるかな。マリナーズが今まで補強で失敗した典型のような選手がいっぱい来てるというか。ブルースとか、エンカーナシオンとかね。ちょっと大きいの打てる人は、ことごとく失敗してますよね」
MOBY「振り返ると、成功はクルーズぐらいでしたね」
成瀬「クルーズはよかった。カノ、クルーズ、シーガーのクリーンアップがいる間に優勝してほしいって、去年のトークイベントで言いましたけど、あっという間に解体されちゃいましたね」
成瀬「菊池雄星君はどうですか?」
佐藤「真っ直ぐが速くて力強い。制球がカギになりそうですね」
久保田「縦の変化球を持っているのは大きいですよね。あと緩急も。ひと回り小さいカーショーみたいな。カーショーに憧れてるんでしたっけ?」
成瀬「彼の奥様はNHK『ワールドスポーツMLB』で司会をされていた深津(瑠美)さんですよね。確かカーショーのファンでしたよね?」
久保田「そうでした(笑)」
MOBY「あとは大谷君のエンゼルスがチームとしてはあんまり目立っていません」
佐藤「そうですよね。トラウトもプホルスもいるのに」
MOBY「ルクロイやセットアップのアレン、過去にカブスにも在籍していたケーヒルを獲って、意外とちゃんと補強はしているんですが、ちょっと中途半端な感じがありますね」
成瀬「大谷君は打ってくれますかね?」
久保田「去年の実績を考えたら30本は見込めるんじゃないですか」
成瀬「5月から出てくるんですよね。35本とか、どうです?」
MOBY「そして、レンジャーズは特に情報がなく、誰も触れずですか……(苦笑)」
成瀬「西地区はアストロズがぶっちぎって、あとアスレチックスか。そんなイメージはありますけど」
久保田「ですね」
MOBY「では、アメリカン・リーグをまとめると、東地区はどっちかというとレッドソックスよりヤンキースの方が行くんじゃないのかなと。あとはレイズ頑張れ、と。中地区はインディアンズしか考えられないですが、ツインズも頑張れ。西地区は本命アストロズで、対抗アスレチックス。それでは次回はナショナル・リーグを予想しましょう」(福嶋剛 / Tsuyoshi Fukushima)

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