ペナントレースに大きな影響与える中止試合 昨年は「56」、今年はまだ「6」

ペナントレースに大きな影響与える中止試合 昨年は「56」、今年はまだ「6」

7日の横浜スタジマムでは、降雨で試合開催が危ぶまれるも無事に行われた【写真:安藤かなみ】

7日はヤクルト-オリックスが中止に、甲子園も雨の中の試合に

 6月7日、東海、北陸、東北南部、関東甲信が梅雨入りした。雨の季節はプロ野球にとっては厳しい季節だ。7日も神宮球場のヤクルト-オリックス戦が雨で中止。甲子園の阪神-日本ハム戦は行われたもののグラウンドには砂が入れられ、野手がダイビングすると水しぶきが立っていた。

 2017年の中止試合は27試合だったが、昨年は、異常気象に見舞われたこともあり56試合が中止となった。これは全試合数の6.5%にあたる。

 2017年と2018年の球団別の主催試合の中止試合を見ていこう。()は球場。

○2017年 27試合
西武 1試合(那覇)
ソフトバンク 1試合(鹿児島)
日本ハム 1試合(旭川)
オリックス 1試合(ほっともっと神戸)
ロッテ 2試合(ZOZOマリン)
楽天 4試合(Koboパーク宮城3、郡山)
広島 4試合(マツダ)
ヤクルト 2試合(神宮)
巨人 0試合
DeNA 6試合(横浜)
中日 0試合
阪神 5試合(甲子園)

○2018年 56試合
西武 0試合
ソフトバンク 2試合(熊本、北九州)
日本ハム 3試合(札幌ドーム2、函館)
オリックス 3試合(ほっともっと神戸)
ロッテ 5試合(ZOZOマリン) 
楽天 5試合(楽天生命パーク4、郡山)
広島 11試合(マツダ)
ヤクルト 8試合(神宮7、松山)
巨人 1試合(金沢)
DeNA 3試合(横浜)
中日 3試合(ナゴヤドーム、豊橋)
阪神 12試合(甲子園)

 本来、ドーム球場では中止はないはずだが、2018年はナゴヤドームが7月6日は豪雨、8月30日は台風接近の影響で中止になっている。また札幌ドームは北海道地震の影響で9月11、12日の試合が中止になった。また、ドーム球場を本拠地としていても、地方での主催試合が中止になることもある。

今年はまだ「6」も…中止が多いのは7月と9月?

 しかし、中止試合のダメージが圧倒的に大きいのは屋根のない球場を本拠地とする球団だ。昨年、阪神は甲子園での主催試合が12試合中止になった。広島は豪雨災害もあり、マツダスタジアムで11試合が中止になった。興行的にも日程的にも大きなダメージとなった。ポストシーズンとの兼ね合いで、阪神はダブルヘッダーの可能性も検討された。

 セ・パ両リーグ別では、2017年がセ17試合パ10試合、2018年はセ38試合パ18試合。ドーム球場を本拠地とする球団が多いパの方が圧倒的に少ない。

 今季、中止試合は6月7日時点で6試合。

○2019年 6試合
西武 0試合
ソフトバンク 0試合
日本ハム 0試合
オリックス 0試合
ロッテ 1試合(ZOZOマリン) 
楽天 0試合
広島 0試合
ヤクルト 1試合(神宮)
巨人 1試合(ひたちなか)
DeNA 1試合(横浜)
中日 1試合(岐阜)
阪神 1(甲子園)

 パ・リーグは1試合だが、セ・リーグは早くも5試合が中止になっている。
昨年は6月7日の時点で18試合が中止になっていたから、今季はかなり少ないといえるが、例年、試合中止が多いのは7月と9月だ。まだ、予断を許さない。

 ペナントレースにも大きな影響を与える「中止試合」、今季はどの程度で収まるだろうか。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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