球宴ファン投票は人気重視?成績反映? 中間発表結果と実成績を比較【セ編】

球宴ファン投票は人気重視?成績反映? 中間発表結果と実成績を比較【セ編】

広島・大瀬良大地(左)と中日・高橋周平【写真:荒川祐史】

17日にファン投票結果の最終中間発表が行われた

 17日に日本野球機構(NPB)から発表された「マイナビオールスターゲーム2019」のファン投票結果の最終中間発表。西武の山川穂高内野手がセパ両リーグ通じて最多の得票数を獲得し、同僚の秋山翔吾外野手とともに40万票を超えた。最終結果は24日に発表され、栄えあるファン投票選出選手が決まる。

 現時点では阪神が、西勇輝投手、ピアース・ジョンソン投手、梅野隆太郎捕手、大山悠輔内野手、近本光司外野手と12球団最多の5選手が選出“圏内”にいる。これに続くのが西武とソフトバンクの3選手ずつとなっているが、このファン投票、例年のように、議論となるのが、投票結果と成績が必ずしも一致しない点だ。

 今季も怪我で前半戦の多くを欠場しているソフトバンクの柳田悠岐外野手がパ・リーグ外野手部門の3位に位置しているなど、成績と投票がそぐわないことはままある。ファン投票=人気投票となるだけに、仕方のない側面はあるのだが、ここでは現時点での各部門の投票上位選手とその成績を見ていきたい。

○先発投手
1 西勇輝(阪神)
12試合3勝6敗0S0H 2.64
2 大瀬良大地(広島)
12試合6勝3敗0S0H 2.02
3 菅野智之(巨人)
10試合7勝3敗0S0H 4.19
4 今永昇太(DeNA)
12試合7勝3敗0S0H 2.07

○中継ぎ投手
1 ジョンソン(阪神)
28試合2勝0敗0S19H 0.64
2 一岡竜司(広島)
25試合0勝0敗0S0H 1.50
3 中川皓太(巨人)
30試合2勝1敗7S8H 1.44

○抑え投手
1 山崎康晃(DeNA)
25試合1勝1敗13S0H 1.50
2 R・ドリス(阪神)
29試合3勝2敗13S4H 1.55
3 中崎翔太(広島)
28試合2勝2敗8S3H 2.93

 投手陣は成績面、勝利数や防御率では2位の大瀬良や4位の今永が上回っているが、首位に立っているのは、ここまで3勝6敗の西だ。ただ、大瀬良との差はごく僅か。中継ぎのジョンソン、抑えの山崎は成績を見ても、順当な投票数と言えるだろう。

捕手の梅野は打撃成績でも他選手を上回る、山田と菊池の二塁手は…

○捕手
1 梅野隆太郎(阪神)
65試合236打数69安打6本塁打32打点 .292
2 會澤翼(広島)
53試合163打数46安打7本塁打30打点 .282
3 小林誠司(巨人)
40試合90打数24安打1本塁打8打点 .267

○一塁手
1 岡本和真(巨人)
63試合256打数66安打12本塁打39打点 .258
2 ビシエド(中日)
64試合243打数72安打9本塁打39打点 .296
3 ロペス(DeNA)
64試合250打数61安打12本塁打28打点 .244

○二塁手
1 山田哲人(ヤクルト)
66試合233打数65安打16本塁打40打点 .279
2 菊池涼介(広島)
65試合259打数70安打4本塁打28打点 .270
3 糸原健斗(阪神)
67試合240打数62安打0本塁打19打点 .258

 捕手は梅野が成績面でも上々の成績を残しており選出となっても異論はないだろう。一塁手のトップは岡本。打率では2位のビシエドが上回っているが、岡本は12本塁打を放っている。二塁手は例年山田と菊池のデッドヒートとなるが、今季は山田が優位に立っている。

三塁手は大山がトップも、成績面では村上、高橋が上回る

○三塁手
1 大山悠輔(阪神)
67試合279打数73安打9本塁打41打点 .262
2 村上宗隆(ヤクルト)
67試合231打数54安打18本塁打52打点 .234
3 高橋周平(中日)
64試合240打数79安打5本塁打40打点 .329

○遊撃手
1 坂本勇人(巨人)
63試合254打数80安打21本塁打47打点 .315
2 木浪聖也(阪神)
57試合165打数39安打2本塁打16打点 .236
3 田中広輔(広島)
65試合242打数47安打3本塁打21打点 .194

外野手
1 鈴木誠也(広島)
62試合211打数68安打17本塁打47打点 .322
2 近本光司(阪神)
66試合266打数74安打5本塁打22打点 .278
3 筒香嘉智(DeNA)
60試合210打数61安打13本塁打33打点 .290
4 丸佳浩(巨人)
63試合236打数70安打10本塁打34打点 .297
5 糸井嘉男(阪神)
66試合242打数68安打4本塁打24打点 .281

 三塁手は阪神の大山がトップだが、成績だけで言えば、2位の村上や3位の高橋が上回る。特に高橋はリーグトップの打率.329をマークし、5月は月間8度の猛打賞と打ちまくった。2位の村上も打率こそ低いが、52打点はリーグトップ、18本塁打はリーグ3位だ。外野手部門では、新人ながら奮闘が目立つ近本が2位だが、成績面では4位の丸の方が上回る。

 今年のオールスターは第1戦が東京ドーム、第2戦は甲子園で行われる。本拠地で行われる球宴ということで、阪神ファンの願い、思いがこもった投票結果に、ここまではなっているという側面もあるだろう。24日に発表される最終結果はいかなる結果となるだろうか。(Full-Count編集部)

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