「まさかもう1度…」 久保康友と荒波翔の“元DeNA対決”がメキシコで実現へ

「まさかもう1度…」 久保康友と荒波翔の“元DeNA対決”がメキシコで実現へ

メキシカンリーグのオールスターに出場した久保康友【写真:球団提供】

22日からの3連戦は両者が対戦する「サムライシリーズ」、久保は第1戦の先発が決定

 メキシカンリーグでサムライ対決が実現する。球宴開けの後半戦開幕シリーズとして21日(日本時間22日)からモンテレイで行われるスルタネス・デ・モンテレイ-ブラボス・デ・レオン3連戦を、ホームのモンテレイが「サムライシリーズ」として開催予定。レオンの久保康友投手は21日(同22日)の初戦で先発を務めることが18日(同19日)、決定した。レオンの久保vsモンテレイの荒波翔外野手の日本人対決に注目が集まりそうだ。

 前半戦でも開幕投手を務めたエースの久保は今季ここまで14試合に登板し、4勝6敗、防御率5.90。83奪三振、投球回79回1/3はともにリーグトップの数字を誇っており、オールスターにも選ばれた。

 一方、練習生としてメキシコの地を踏んだ荒波もキャンプで結果を残し、契約を勝ち取ると、「1番・センター」の定位置をつかみ、ここまで45試合に出場。打率.300、12打点、0本塁打、7盗塁の活躍で、出塁率.390、得点もチーム2位タイの46得点。リードオフマンとしてしっかりと役割を果たしている。

 2人はかつてDeNAで4年間チームメイトだった間柄。久保は荒波について「モンテレイは打者のレベルが高く、求められることも多い中で、ここまで中心選手としてやり、ずっと数字を残し続けているのはすごいこと」と警戒。DeNA時代にはキャンプ中に紅白戦で本塁打を打たれたことがあり「阪神時代にもよく打たれた」という。

「まさかもう1度対戦できるとは思わなかった。勝ち負けは別にして、対戦を楽しみたい。メキシコ人や日本人のファンの方に楽しんでもらえるような雰囲気を2人でつくっていきたい」

 モンテレイには、元広島のラミロ・ペーニャ内野手、元ロッテのヤマイコ・ナバーロ外野手、元楽天のフェリックス・ペレス外野手といったNPB経験者もおり、ほかの打者に対しても油断はできない。レオンは前半戦をプレーオフ出場圏内の南地区4位で折り返しており、久保は「大事な試合だというのは分かっているので、対戦を楽しみながら、結果に結びつけたい。後半戦に勢いをつけられるような試合にしたい。いい結果を残せるように頑張りたい」と意気込んでいる。

荒波も対戦を待ちきれず「いい投手だというのはメキシコで一番僕が分かっています」

 一方、荒波も久保との対戦が待ちきれない様子だ。

「裸一貫でメキシコに来てプレーできていることは嬉しいことですが、日本ではなくメキシコで久保さんと対戦できることもすごく楽しみにしています。久保さんのメキシコでの活躍は僕も嬉しいですし、僕も負けないで頑張りたい。久保さんとは敵としても対戦しましたし、味方としても一緒にプレーしましたが、クイックが速いですし、たくさんの球種がある。いい投手だというのはメキシコで一番僕が分かっています。もちろん対戦したら打ちたいですし、試合も勝ちたい。勝負、そして野球を楽しみたいと思います」

 2季制で行われた昨年、後期リーグ王者のモンテレイは今年、前半戦を北地区1位タイで折り返しており、荒波は「激しい上位争いが続いているので、連覇できるよう、日本での経験、自分のできること全てをチームに捧げて頑張りたい」と、声を弾ませた。

 なお、21日の始球式はメキシコシティ在住のAKB48入山杏奈が務める予定。メキシコシティからは日本メキシコ協会の会員約40人がチャーター便で応援に駆けつける予定だという。両チームはこの3連戦を終えた後、今度は場所をレオンに移し、25日から再び3連戦を行う。久保は21日の登板の後、27日のホーム3戦目にも先発予定で、久保と荒波の対決は2度実現することになりそうだ。

 今季メキシカンリーグでは、5月から元楽天の横山貴明投手がディアブロス・ロホス・デル・メヒコでプレーしていたが、約3週間で戦力外に。またペリコス・デ・プエブラには、独立リーグ・四国アイランドリーグplusの愛媛に所属し、昨冬にコロンビアのウインターリーグで結果を残した片山悠投手がメンバー入りを目指し、キャンプに参加していたが、開幕前に戦力外となっている。(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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