【米国はこう見ている】イチローの「静かな退団」心配するファンに米記者回答「私は本気で残留予想」

【米国はこう見ている】イチローの「静かな退団」心配するファンに米記者回答「私は本気で残留予想」

マーリンズ・イチロー【写真:Getty Images】

3000安打達成イベントの開催時期にファンが反応、退団心配する声

 今季マーリンズで2年目を迎えたイチロー外野手は4番手の外野手として限られた出番の中でメジャー史上30人目の通算3000安打の金字塔を樹立。夏場に調子を落としたものの、今月7日(日本時間8日)のフィリーズ戦まで5試合で1本塁打を含む8安打4打点と好調ぶりを見せるなど、マーリンズのプレーオフ争いに貢献している。

 シーズンも終盤に突入する中、そんなベテラン外野手について今季限りでの退団を心配する声も出ているが、MLB公式サイトのマーリンズ番記者のジョー・フリサロ氏は来季の残留を予想している。マーリンズ球団公式サイトのファンの質問に回答するコーナーで自身の考えを示している。

 球団はイチローの3000安打達成を祝して今月25日(日本時間26日)の本拠地ブレーブス戦で特別イベントを開催することを決定。これを受け、ファンから「なぜ、イチロー・スズキの3000本安打のセレモニーが最後のホーム連戦まで延期されたか? 彼が静かに退団するからではないと、私に言ってください」との質問が寄せられた。

 この不安の声にフリサロ氏は丁寧に応じ、「マーリンズはイチローのメジャー通算3000安打の偉業を称えるために9月25日の日曜日に行われるブレーブス戦でのプロモーションを予定している。この日はイチローの特筆すべきキャリアを称える日でもあるが、それは惜別の日ではない。マイアミはイチローを2017年シーズンに(年俸)200万ドルで呼び戻せるオプションを保有している。オプションが行使される可能性は高い」と回答している。

来季43歳の年齢に「疑問点」も「価値をもたらすことができる」

 イチローは昨年、マーリンズと新たに1年契約を締結。来季2017年の契約に関しては球団が選択権を持っており、行使されれば年俸200万ドル(約2億600万円)の1年契約となる。フリサロ記者はこのオプションが高い確率で行使されると見ているようだ。

 また、同記者は「留意しなければいけないが、イチローは10月22日に43歳になる。彼にどこまで力が残されているのか、球団内の疑問点となるかもしれない」と残留が決定事項ではないことを強調しつつも、「私はイチローが成績以外にも価値をもたらすことができると考えている。酷使しなければ、彼は活躍できることを証明している。第4の外野手として、イチローが来年もマーリンズに所属すると私は本気で予想している」と綴っている。

 今季42歳で迎えたイチローは走攻守で高いパフォーマンスを見せる一方、高いプロ意識と徹底した体調管理で有望な若手選手のお手本にもなっている。背番号51の来季を心配するファンにフリサロ記者は「残留」濃厚との見方を示したが、去就決定は果たしていつになるのか。今後の動向が注目される。

関連記事(外部サイト)