同じルーキーから刺激 楽天・茂木が監督も驚愕の一発&初の1試合2本塁打

同じルーキーから刺激 楽天・茂木が監督も驚愕の一発&初の1試合2本塁打

楽天・茂木栄五郎【写真:高橋昌江】

新人王に近づく茂木、自身は「全く意識していない」

 楽天・茂木が12日、自身初の1試合2本塁打を放った。

 1本目は3回の第2打席。1ボールからの2球目の直球にフルスイングすると、打球はバックスクリーンをめがけて飛んで行った。5回の第3打席に右安を放つと、6回に回ってきた4打席目にライトへ、この日、2本目となるソロ本塁打を叩き込んだ。

 6日の西武戦で3安打を放って以降、4試合で17打数3安打だった茂木。「最近、自分のスイングをさせてもらえない中、タイミングよく振れたのが良かったのかなと思います」と、プロ入り初の1試合2本塁打をマークした。

 同じルーキーからの刺激があった。

「相手に吉田(正尚)がいて、結果は出ていなかったですが、それでもあれだけのスイングをしている。見習ってというか、参考にさせていただいて、僕も打席でタイミングを合わせて振ろうと思った」

梨田監督「まさかセンターに入るとは」

 吉田正が打席の中で打撃練習を変わらないスイングをしていることを「本当にすごいなと思っている」と話し、動画もチェック。無料通信アプリのLINEでもやりとりしており、「いい刺激をもらっている。僕も頑張らないといけないなと思うし、ああいう風に打ちたいなとも思って試合に臨んでいる」。ライバルからの刺激、そして、茂木自身の心持ちが2本のアーチとなった。

 3月25日の開幕戦。茂木のプロ初打席は、バックスクリーンへまっすぐに伸びた大きなセンターフライだった。あれから5か月以上が経ち、打球は柵を超えた。「今日は風も押してくれたと思う」としながらも「センターにいい打球は打てるけど、超えることがなかった。今日は1本、ホームランを打てて、次につながると思う」と頷いた。「まさかセンターに入るとは」と驚いた梨田監督は「最近は守備も安定してきた」と目を細めた。

 新人王の候補として名前が挙がっているが、「僕は全く意識していない」ときっぱり。「(新人王は)シーズンが終わってからだと思うので、1試合、1試合、チームの勝利に貢献するためにはどうすればいいか考えてプレーしているだけです」。その気持ちがタイトルに近づけている。

高橋昌江●文 text by Masae Takahashi

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