日ハム武田勝、引退登板で涙 「オレのために日本一になれ! 以上です」

試合後はセレモニーでファンにあいさつ、「僕は北海道が大好きです」

 日本ハムの武田勝投手が30日のロッテ戦(札幌ドーム)で引退試合に臨んだ。初回先頭・清田にオール直球の真っ向勝負。124キロ、127キロと2球で追い込み、最後は真ん中への127キロ直球で空振り三振に仕留めた。

 ソフトバンクとのV争い中の9月中旬に現役引退を決断。「オレのために優勝しろ!」との貼り紙をし、ナインを鼓舞してきた。この日はバックネット裏のスタンド席から宮西、谷元ら投手陣が「11年間お疲れさまでした。優勝してやったぞ!」との横断幕を掲げた。

 ベンチ前での投球練習中から涙を浮かべた左腕は、通算82勝を挙げたプロ11年間の現役生活に別れを告げた。

 試合後の引退セレモニーではアマチュア時代からの足跡が紹介され、中嶋聡GM特別補佐、大野奨太捕手、高橋信二捕手コーチ、宮西尚生、増井浩俊、武田久から花束を渡された。ファンへのあいさつ後には、場内を一周。ファンから温かい声援を送られた。

 ファンへの挨拶は以下の通り。
 
「まず泣いてしまいそうなので、手紙を読みます。本日はこのような時間を作っていただき、ありがとうございます。11年前、自分の背番号と同じ38歳までプレーする目標を立てました。そして、その夢は叶いました。チームと共に成長させていただき、ファンのみなさまの声援のおかげで、ここまで来ることが出来ました。うれしいこと、つらいこと、いろいろな経験が私にとってかけがえのない財産になりました。この経験を無駄にすることなく、今後はファイターズに、ファンの皆様に恩返し出来るよう、日々精進していきます。今シーズンで私は引退いたしますが、ここにいる後輩たち、鎌ヶ谷の後輩達がより強いファイターズにすることを願っています。最高のチーム、最高の仲間達、最高のスタッフの方々。そして最高のファンの皆様。11年間私を支えていただきありがとうございました。最後になりますが、これだけは言わせてください。僕はファイターズが大好きです。僕は北海道が大好きです。あと1つ。オレのために日本一になれ! 以上です」

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