先発ローテ牽引の岩隈で終戦…マ軍指揮官「球団史上最も記憶に残る1年」

先発ローテ牽引の岩隈で終戦…マ軍指揮官「球団史上最も記憶に残る1年」

マリナーズ・岩隈久志【写真:Getty Images】

延長10回の大熱戦も敗戦、4回途中5失点の岩隈は「本当に悔しいし、残念」

 マリナーズは1日(日本時間2日)、本拠地でのアスレチックス戦で延長10回の熱戦の末に8-9で敗れ、プレーオフ進出が消滅した。先発の岩隈久志投手は3回2/3を9安打5失点の乱調でKO。青木宣親外野手が5打数2安打1四球1得点1打点、主砲のカノとクルーズが本塁打を放つなど打線が奮起して同点に追いついたが、最後は力尽きた。それでも、スコット・サービス監督は「球団史上最も記憶に残るシーズンだった」と選手を労った。MLB公式サイトが伝えている。

 岩隈は幸先よく2点を援護をもらうも、3回に6安打を浴びて4失点、一気に試合をひっくり返された。4回も2死からタイムリーヒットを浴びて5失点。ここで降板となった。

 チームは5回にカノの39号2ランで1点差とする。3点差に広げられた7回は先頭・青木の二塁打をきっかけに、カノのタイムリーとクルーズの43号2ランで同点に。岩隈の黒星は消えた。しかし、8回はクルーズ、9回は青木が、いずれも同点の2死満塁の絶好機で凡退。最後はクローザーのディアスが延長10回に決勝打を浴び、力尽きた。

 球団公式サイトによると、シーズンを通して先発ローテーションを牽引しながら、最後の重要な一戦で乱調に終わった岩隈は通訳を介して「ここまで来て負けてしまいました。自分の投球をすることも出来なかった。本当に悔しいし、残念です。これ以上何も言えません」と振り返ったという。

主砲クルーズは手応え「来年につながると思う」

 また、クルーズも「映画だったら良かったのに。そうしたら望み通りのエンディングを迎えることができた。この2、3週間はそんな感じだったし、すべて順調に行っていた」と無念のコメント。記事では、マリナーズが最近23試合で16勝を挙げていたことも紹介している。

 もっとも、2001年以来16年ぶりのプレーオフ進出に迫ったシーズンは、チームに確かな“財産”を残した。クルーズは試合後に「来年につながると思う。みんな、プレーオフの雰囲気がどんなものか感じたと思う。この一週間はそんな感じだったからね。本当に良かった。僕も多くの試合を経験してきた。最高だったよ」と、熱戦の中で得た手応えを口にしたという。サービス監督も「1年しかマリナーズにいないけど、球団史上最も記憶に残るシーズンだったと信じている。思うようには行かなかったけどね」と話したそうだ。

 岩隈も今季、契約自動更新の条件となっていた162イニングを超え(199イニング)、2017年シーズンは1年1400万ドル(約14億2000万円)で残留することが決定的となっている。来季こそプレーオフ進出を果たし、この悔しさを晴らしたいところだ。

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