前田健太、PO初登板も4失点KOで責任を背負い込む 「チームに申し訳ない」

前田健太、PO初登板も4失点KOで責任を背負い込む 「チームに申し訳ない」

ドジャース・前田健太【写真:Getty Images】

敗戦投手でナショナルズに王手かけられる、「完全に失投を全て打たれた」

 ドジャースの前田健太投手は10日(日本時間11日)、本拠地でプレーオフ地区シリーズ第3戦のナショナルズ戦に先発。しかし、3回5安打4失点2四球4奪三振の乱調に終わり、敗戦投手となった。初登板となったポストシーズンのマウンドで3回に一挙4失点を喫し、無念のKO。ドジャースは9回にクローザーのジャンセンも崩れて3-8で敗戦し、1勝2敗とナショナルズに王手をかけられた。

 前田は初回、ハーパー、レンドンに連続四球を与えるなど2死満塁としたが、ジマーマンを空振り三振に切って取りピンチを脱出。しかし、この回だけで28球を要した。

 ドジャースはその裏にシーガーが適時二塁打で先制し、前田は2回は3者凡退の好投。リズムに乗ったかに見えたが、3回にワースにライト線への適時二塁打を浴びて同点とされた。さらに、ハーパーに勝ち越し打を許すと、1死三塁からレンドンにはレフトスタンドへの2ランを被弾。この回一挙4失点を喫し、その裏の攻撃で代打を送られた。

 前田は試合後、3回の投球について地元メディアに聞かれ「単純に自分のミスしたーボールを打たれただけだと思います」と振り返った。「初回はちょっと慎重になって、際どいところがボールになって球数がかさんでしまったんですけど…。3回は完全に失投を全て打たれたと思います」。この試合では球審の判定も厳しかったが、責任を背負い込んだ。

「勝たなければいけない試合でこういう投球になってすごく悔しい」

 レギュラーシーズンではルーキーイヤーながらチームでただ1人、先発ローテーションを守り抜き、32試合に先発。16勝を挙げて地区制覇の原動力となったが、疲労が蓄積していることは間違いないだろう。それでも、右腕は「体は大丈夫ですし、調子自体も悪くなかったので、ミスをしっかり打たれたのかなと思います」と言い訳はしなかった。

 メジャーのポストシーズンは、レギュラーシーズンとはガラリと雰囲気が変わる。独特の緊張感の中で勝って、リーグ優勝決定シリーズ進出へ王手をかけたかったところだが、敗戦で逆に窮地に追い込まれた。

「緊張感はいつもと変わりはなかったですけど、勝たなければいけない試合ですし、そういう試合でこういうピッチングになってしまってすごく悔しい。4点取られたというのは、チームには申し訳ない気持ちがあります」

 シーズンを通して先発陣を牽引してきた前田は、肩を落とした。王手をかけられたが、まだシリーズ敗退が決まったわけではない。11日(同12日)の試合で勝てば、“逆王手”をかけられる。チームの巻き返しに期待したいところだ。

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