元DeNA久保康友、39歳初登板で白星飾れず 「今日はことごとく本塁打になった」

元DeNA久保康友、39歳初登板で白星飾れず 「今日はことごとく本塁打になった」

メキシコでの同僚に誕生日を祝福された久保康友【写真:福岡吉央】

現地6日に誕生日、約50人のファンからも歌やメッセージで祝福

 メキシカンリーグのブラボス・デ・レオンでプレーする元DeNAの久保康友投手が7日(日本時間8日)、ホームで行われたリエレロス・デ・アグアスカリエンテス戦に先発し、6回7安打6失点でリーグワーストとなる12敗目を喫した。今季自己最多の1試合3被弾で、通算成績は23試合で7勝12敗、防御率5.95。試合は5-9で敗れた。チームは40勝59敗で南地区6位。プレーオフ出場圏内の4位プエブラとは12ゲーム差で、4位と3ゲーム差以内ならワイルドカードとしてプレーオフ出場の可能性が残るが、5位キンタナローとも10.5ゲーム差。レオンは残り19試合で、プレーオフ進出は極めて難しい状況だ。

 雨の影響で試合開始が1時間遅れ、小雨が降り続く中での登板となった。久保は初回、2死を奪った後、2安打1四球を与えて先制点を許すと、続く6番打者に左越え3ランを献上。2回には3者連続三振を奪うなど、ここからの3イニングは安打を許さなかったが、5回と6回にもソロ本塁打を許し、6失点でマウンドを降りた。

 判定にも苦しんだ。この日はストライクゾーンが狭く、明らかにストライクのボールを取ってもらえず、1回表終了時には監督が球審に猛抗議。だが、その思いも虚しく、指揮官は早々と退場を食らった。

 雨でボールが滑るため「失投が怖くて投げられない」と、カーブが思うように使えず、途中から代わりに普段は投げないスローボールを投げ、緩急を使った投球を続けたが、「今日は打たれたボールがことごとく本塁打になった」。退場後、ベンチ裏のテレビで試合を見守っていた元メジャー投手の指揮官からは「ストライクゾーンが狭い中でよく頑張ってくれた」と労いの言葉をもらったが、運にも見放された。

 前日6日(同7日)に39歳の誕生日を迎えた久保は、ロッカールームでチームメートたちからメキシコ流の手洗い祝福を受けた。バースデーケーキに顔を突っ込まれ、クリームまみれになった後、監督、コーチ、選手、スタッフらに切り分けたケーキを振る舞った。試合後は約50人のファンからも歌やメッセージで祝福され、ボールを模したお手製のケーキをプレゼントされるなど、地元ファンからも愛されている。この日はそのお礼も兼ねての登板といきたかったが、過去2戦2勝の相手から白星をつかむことはできなかった。

 それでも7三振を奪い、今季通算128奪三振。通算投球回は131回2/3となった。前回の登板後、奪三振数、投球回ともにリーグトップの座から陥落していたが、再びトップの座に返り咲いた。

 次回登板は13日(同14日)に敵地で行われるアグアスカリエンテス戦の予定。残り登板試合は3試合となりそうで、奪三振王のタイトル獲得のためにも、リベンジ快投で8勝目を狙う。(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)

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