【MLB】2桁勝利王手の田中将大、辛辣NY紙も続々称賛「POで必要な投手へ再び進化」

【MLB】2桁勝利王手の田中将大、辛辣NY紙も続々称賛「POで必要な投手へ再び進化」

9勝目を挙げたヤンキース・田中将大【写真:AP】

日本人初の6年連続2桁勝利に王手「田中がインディアンスを倒す」

■ヤンキース 3-2 インディアンス(日本時間17日・ニューヨーク)

 16日(日本時間17日)の本拠地インディアンス戦で、7回途中4安打2失点2奪三振無四球と好投し、今季9勝目(6敗)を挙げたヤンキースの田中将大投手。日本人メジャーリーガーとして初の6年連続2桁勝利に王手をかけた。9回途中無失点と結果を残した11日(同12日)の敵地ブルージェイズ戦から2試合連続の好投に地元メディアは「10月を思わせるパフォーマンス」とポストシーズンへの期待を膨らませている。

 初回に2点の援護をもらった田中は、2回1死からラミレスに20号ソロを浴びたが、その後は快投。打線が5回にもウルシェラのタイムリーで貴重な追加点を挙げると、田中は7回にプイグにソロ弾を浴び、ラミレスに右翼線への二塁打を浴びたところで降板。しかし、本塁打以外は危なげない投球にニューヨークのファンからはスタンディングオベーションが沸き起こり、ヤンキースは救援陣も好投して連敗を阻止した。

 辛辣なニューヨークメディアも田中を絶賛。地元紙「ニューヨーク・ポスト」は、前日にヤンキースが24安打19失点で大敗していたことに触れ、その結果がこの日の試合に影響しなかったのは「マサヒロ・タナカと(チャップマンら)ブルペントリオのお陰」と言及。そして「2回連続の先発登板で素晴らしかったタナカは、6回1/3で2失点、被安打4とした」と絶賛した。

 また、地元紙「ニューズデイ」も「タナカがインディアンスを倒し、ヤンキースが反撃する」とのタイトルで速報。「秋に恐らく対戦する可能性があるチームを相手に、タナカは10月(ポストシーズン)を思わせるようなパフォーマンスを見せてくれた」とレポートした。ヤンキースは2位に10.5ゲーム差をつけてア・リーグ東地区首位を独走しているが、インディアンスは中地区でツインズに1.5ゲーム差の2位につけており、ポストシーズンで2017年以来の対戦が実現する可能性がある。

 同紙は「8回以上を投げて無失点だった日曜日のトロントでの登板ほど良くはなかったものの、タナカは(ブルージェイズよりも)断然優秀なチームを相手に、大部分で素晴らしい働きだった」とも伝えている。

「ヤンキースがプレーオフで必要とする投手へと再び進化している」

 地元紙「デイリー・ニューズ」は、今季の田中がスプリットの不調に苦しんできたことを紹介しつつ「しかしながら金曜日の夜のタナカはというと、スプリットを混ぜながらゴロアウトを重ねつつも速球とスライダーが効果的であること、そしてヤンキースがプレーオフで必要とする投手へと再び進化しているということを証明した」と指摘。こちらもポストシーズンでの田中の重要性に言及した上で、「ヤンキースはタナカのおかげで、木曜日の大敗の記憶を早速忘れ去ることができた」と称えた。

 さらに、AP通信は「3-2とインディアンスに勝利し、タナカとジャッジがヤンキースの巻き返しを後押しした」とのタイトルで速報し、「タナカは7回に渡り効果的な投球をし、アーロン・ジャッジが2安打2得点としてスランプを脱した」と報じた。

 83球を投げてストライクは56球。6回1/3を4安打2失点のクオリティスタート(6回以上を投げて自責3以下)を達成し、防御率は4.56に。大敗翌日に価値ある投球を見せた田中を米メディアも続々と称賛している。(Full-Count編集部)

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