西武秋山、鷹マジック点灯阻止打「“気持ち悪い存在”に僕たちがなっていかないと」

西武秋山、鷹マジック点灯阻止打「“気持ち悪い存在”に僕たちがなっていかないと」

西武・秋山翔吾【写真:荒川祐史】

5回1死満塁で右前へ逆転2点打

■西武 4-2 日本ハム(20日・メットライフ)

 西武の秋山翔吾外野手が20日の日本ハム戦(メットライフ)の1点を追う5回に先発・ロドリゲスから逆転タイムリーを放ち、チームの勝利に貢献した。

 秋山の放った強い打球が二塁手のグラブの先をかすめ、右翼手の前に転がっていった。1点を追う5回1死満塁。ロドリゲスから右前2点打で逆転に成功した。直前に9番・金子侑が9球粘って四球。絶好の逆転機だった。「金子侑があそこであれだけの粘りを見せてくれた。打たないわけにはいかない」。3回には2死三塁から四球を選び出塁したが、盗塁に失敗し逆転の好機を潰していた。「あのままズルズルいっていたら、僕のせいだった。なおさら気持ちが入っていた」。走塁ミスを挽回する殊勲打となった。

“秋山シフト”にも動じなかった。初回、秋山が放ったセンター前に抜けようかという当たりを、あらかじめ二塁寄りに深く守っていた遊撃手に正面で捕球された。通常とは違うシフトにも「向こうとしては(シフトを意識させることで)バッティングを変えておかしくなってほしいというところでしょう。自分としては打ち切った凡打だったし、うまく打っても野手の正面に飛ぶこともある」とすぐに切り替えた。チームは6回と7回にもそれぞれ1点を追加し、4-2で日本ハムを下した。

 引き分け以下で首位・ソフトバンクに優勝へのマジックナンバー24が点灯する一戦で、昨年の王者が意地を見せた。秋山は「(マジックが)ついたらついたで、優勝が決まるわけではない」とキッパリ。チームは首位・ソフトバンクを5.5差で追いかける2位だが、「一昨年の2位とはまた違う。去年の追われる苦しさも分かった上で、(首位を)追っている」と話した。

 首位追撃に向けた戦いには、昨年首位陥落の危機に何度も瀕しながらも最後まで首位を譲ることなくリーグを制した経験も武器になっているようだ。「あれだけ優勝経験のあるチームにとって“気持ち悪い存在”に僕たちがなっていかないといけないと思う。1勝にかかるプレッシャーは前半と違うが、それだけチームにとって成長するチャンス」と主将らしく、言葉に力を込めていた。(安藤かなみ / Kanami Ando)

関連記事(外部サイト)