2球でプロ初勝利 西武の158キロ右腕平良が敵守護神から得たヒント「もっとワイルド」

2球でプロ初勝利 西武の158キロ右腕平良が敵守護神から得たヒント「もっとワイルド」

プロ初勝利を挙げた西武・平良海馬【画像:パーソル パ・リーグTV】

30日のソフトバンク戦で2球でピンチを脱してプロ初勝利をマーク

■西武 4-2 ソフトバンク(30日・メットライフ)

 西武の平良海馬投手が30日、本拠地メットライフドームでのソフトバンク戦でプロ初勝利を手にした。同点で迎えた7回2死二、三塁のピンチで登板し、内川を2球で二ゴロに仕留めると、嬉しいプロ初白星が転がり込んだ。

 窮地にも動じることはなかった。一打勝ち越しの場面で内川と対峙すると、まずは151キロ直球で果敢に懐を攻めた。続く2球目は154キロの直球で再び内角を攻め、内川をセカンドゴロに。この絶体絶命の窮地をパワーでねじ伏せると、その裏の攻撃で味方打線が勝ち越しに成功し、平良に嬉しいプロ初勝利が転がり込んだ。

 高卒2年目の平良は7月8日に1軍に初昇格すると、力強い直球を武器に8月23日の楽天戦でプロ初ホールド。徐々に首脳陣から信頼を得ていくと、8回日没コールドとなった28日の日本ハム戦ではプロ初セーブをあげた。チームの勝利を呼び込む好投に平良は「インコースに投げ切ることができた。色んな場面で使ってもらっているので、少しずつ自信になってきている」と笑顔を見せた。

 27日の日本ハム戦では自己最速となる158キロをマークするなど、日に日に存在感を増している平良。それでも、制球を意識するあまり本来の大胆なピッチングフォームを再現しきれないこともあったという。そんな中、17日からのソフトバンクとの3連戦で目の当たりにした相手の守護神・森唯斗の投球スタイルからヒントを得た。

 「森さんが身体を大きく使っている姿を見て、自分ももっと堂々とワイルドに投げたいと思った」といい意味で開き直った。さらに、平良にとって最も身近な西武のクローザー・増田も同じ速球派の投手。「真っすぐで押していける。増田さんみたいな投手になることが目標です」と目を輝かせた。

 増田も平良について「刺激になります。若いし、勢いもある」とその素質を認めている。入団時から守護神へ強い憧れを抱いている平良。その自慢の直球で、並み居る強打者たちをねじ伏せていく。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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