昨年はオリ吉田正、阪神大山が“首位打者” ペナントの鍵を握る今年の“9月男”は?

昨年はオリ吉田正、阪神大山が“首位打者” ペナントの鍵を握る今年の“9月男”は?

阪神・大山悠輔(左)とオリックス・吉田正尚【写真:荒川祐史】

ソフトバンクは昨年好調だった中村晃、柳田、上林が復帰

 9月に入って、セ・パ両リーグともに白熱。首位をキープしてきたソフトバンクと巨人に、2位以下の球団が肉薄している。クライマックスシリーズ(CS)出場がかかった3、4位争いも激しくなっている。
 
 こうした状況で重要になるのが“9月男”の存在だ。9月に大活躍する選手が出れば、チームは一気に上昇気運に乗る。昨年9月の打撃成績を基に、今季の“9月男”を占ってみる。

○2018年9月打撃10傑 規定打席以上

【パ・リーグ】

1 吉田正尚(オ)77打 28安 2本 6点 1盗 率.364
2 島内宏明(楽)80打 29安 3本 13点 2盗 率.363
3 中村晃(ソ)89打 32安 3本 10点 0盗 率.360
4 柳田悠岐(ソ)63打 22安 3本 11点 0盗 率.349
5 上林誠知(ソ)85打 29安 5本 10点 2盗 率.341
6 ウィーラー(楽)74打 25安 5本 22点 0盗 率.338
6 西川遥輝(日) 74打 25安 1本 5点 5盗 率.338
8 山川穂高(西)83打 28安 10本 25点 0盗 率.337
9 鈴木大地(ロ)64打 21安 3本 13点 0盗 率.328
10 中村剛也(西)92打 30安 5本 25点 1盗 率.326

 昨年9月の打率トップはオリックス・吉田正だった。今季は首位打者争いでも西武・森を激しく追っている。チームは3位楽天と4差の5位(9月4日時点)。吉田正の活躍がAクラス浮上のカギを握るのではないか。

 逆に、昨年2位の島内や同6位のウィーラーが昨年同様の活躍すれば、楽天のCS進出の可能性は高くなるだろう。

 ソフトバンクでは、昨年9月に好成績を残した中村晃、柳田、上林がいずれも故障などのため規定打席を大きく割り込んでいる。それでいて首位をキープしているのは層の厚さゆえだろう。9月4日の楽天戦にはこの3人が出場した。この顔ぶれがフル回転すれば、優勝が近づくとみる。

 西武では、昨年9月に山川がリーグ最多の10本塁打。中村も好調だった。今季は山川が7月に打率.173と落ち込んだが、8月は打率.263、9本塁打と盛り返した。中村も好調を維持しており、ソフトバンクにとっては怖い存在になっている。

巨人は坂本勇、DeNAはソト&宮崎が昨年9月に好調

【セ・リーグ】

1 大山悠輔(神)94打 39安 9本 23点 3盗 率.415
2 アルモンテ(中)77打 31安 2本 17点 0盗 率.403
3 坂本勇人(巨)72打 27安 4本 7点 1盗 率.375
4 ソト(De)74打 27安 10本 22点 0盗 率.365
5 ビシエド(中)84打 30安 4本 14点 2盗 率.357
6 雄平(ヤ)85打 30安 4本 18点 0盗 率.353
7 宮崎敏郎(De)78打 26安 4本 9点 0盗 率.333
8 糸原健斗(神)91打 30安 0本 9点 2盗 率.330
9 青木宣親(ヤ)80打 26安 3本 14点 1盗 率.325
10 大島洋平(中)86打 27安 1本 9点 4盗 率.314

 阪神・大山は金本前監督の起用に応え、昨年9月に打率4割超の活躍。今季の4番起用につながったが、9月4日時点では12本塁打68打点、打率.259と抜擢に応えているとはいえない成績だ。奮起が求められる。中日はアルモンテ、ビシエドと外国人が好調だった。今季もビシエドは首位打者を狙う。

 首位の巨人では坂本勇が好調だった。故障から復帰してチームを引っ張り、DeNAとの競り合いに勝ってポストシーズンに進出した。

 DeNAではソトと宮崎が好調だった。今季は宮崎が故障で戦線離脱している。

 昨年は広島の選手が10傑に入っていなかった。西川龍馬が打率.307、1本塁打、10打点。鈴木が打率.269、4本塁打、13打点だった。CS進出をキープして上位2チームを追撃するには2人の活躍が不可欠だろう。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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