準優勝だった4年前のU-18W杯 オコエ、清宮ら当時の主力がパ・リーグにずらり

準優勝だった4年前のU-18W杯 オコエ、清宮ら当時の主力がパ・リーグにずらり

楽天・オコエ瑠偉(左)とロッテ・平沢大河【画像:パーソル パ・リーグTV】

清宮は1年生ながら選出、主軸で活躍

 韓国・機張(きじゃん)で熱戦が繰り広げられている「第29回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ」。野球日本代表「侍ジャパン」高校代表は5位という結果に終わったが、将来有望な高校生に注目する野球ファンも多いのではないだろうか。そこで今回は2015年の第27回大会の選出メンバーに着目し、現在パ・リーグで活躍する選手を取り上げたい。

 4年前の大会では、「侍ジャパン」は過去最高の準優勝。優秀な選手が多く揃った結果といえるだろう。この大会に高校3年生で選出されて大学に進学した選手は4年生で、今年のドラフトの対象になる。短い期間だったが、「世界一」を目指して戦ったメンバーがプロの舞台で再び同じチームになる可能性もある。

○第27回 WBSC U-18ベースボールワールドカップ 日本代表メンバー

【投手】佐藤世那(仙台育英)、成田翔(秋田商)、高橋樹也(花巻東)、小笠原慎之介(東海大相模)、上野翔太郎(中京大中京)、高橋純平(県岐阜商)、森下暢仁(大分商)、勝俣翔貴(東海大菅生)

【捕手】伊藤寛士(中京大中京)、郡司裕也(仙台育英)、堀内謙伍(静岡)

【内野手】平沢大河(仙台育英)、津田翔貴(浦和学院)、宇草孔基(常総学院)、杉崎成輝(東海大相模)、篠原涼(敦賀気比)、清宮幸太郎(早稲田実業)

【外野手】豊田寛(東海大相模)、オコエ瑠偉(関東一)、舩曳海(天理)

 まずは投手陣。成田(ロッテ)が秋田商より選出され、背番号12を背負って戦った。準決勝のキューバ戦では3番手で1回を無安打無失点。高橋樹(広島)、小笠原(中日)らとともに完封リレーを飾った。2015年ドラフト3位でロッテに入団し、18年オフにはU-23ワールドカップに選出され、同年の日米野球で早くもトップチームに選出され。
 今季は、9月6日現在で1軍登板がない状況だが、2軍で自己最多の46試合に登板。2勝2敗、防御率2.38の好成績を残している。プロ5年目の来季はの活躍が期待される。

 高橋純(県岐阜商)も、準決勝のキューバ戦に登板し、2番手で2回を1安打無失点。侍ジャパンでの背番号は18だった。ドラフト1位でソフトバンクに入団し、今季は自己最多を大幅に更新する36試合に登板。防御率も2.61と安定し、ブルペンに欠かせない存在となった。今後のさらなる飛躍が期待される。

 野手では、まず清宮(日本ハム)を取り上げたい。当時、早実の1年生ながらも選出され、チームの中軸として活躍すると、続く第28回大会(2017年)では主将としてチームを牽引。今年はトップチームにも選出(右手首負傷のため辞退)されるなど、将来の「日本の4番」として期待される。今季は故障で出遅れながらも、一時期は4番も務めるなど選手として一回り大きくなった。

 仙台育英から侍ジャパンに選出された平沢大河(ロッテ)は主軸として活躍し、遊撃手のベストナインも獲得。ただ、今季はここまで47試合出場。昨季の112試合を大きく下回り、苦しいシーズンになっている。ポテンシャルの高さは誰もが認めているだけに、試合出場のチャンスをつかみたいところだ。

 静岡から選出された堀内(楽天)は現在楽天でプレー。侍ジャパンでは正捕手を務め、ベストナインに選出された。プロ4年目の今季は昨季を大幅に上回る53試合に出場している。一方で、打率.162と打撃面では課題を残す。

 関東一から選出されたオコエは守備での貢献が高く評価され、最優秀守備選手に選出された。4年目の今季はここまで41試合に出場し、守備では力を発揮している。課題は打打撃だが、2軍では44試合で打率.294と結果を残しているだけに、1軍の投手に対応できるようになればブレークする可能性がある。(「パ・リーグ インサイト」吉田貴)

(記事提供:パ・リーグ インサイト)

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