伸び率1位はDeNA、2位オリ 唯一、昨年を下回ったのは…NPB今季の観客数は?

伸び率1位はDeNA、2位オリ 唯一、昨年を下回ったのは…NPB今季の観客数は?

今季は12球団の1試合平均観客数も史上初めて3万人の大台に乗った

DeNAは客席増も影響か、伸び率最下位は日本ハム

 9月30日、令和最初のプロ野球レギュラーシーズンが終了。今季の観客動員は史上初めて2600万人台に達した。NPBの各球団が観客動員を実数発表したのは、球界再編のあった翌年の2005年から。この年のNPBの観客動員は199万24613人(846試合)、1試合平均では2万3552人だった。その後14年間で、観客動員数は33.2%、1試合平均数で31.3%も増加した。

 今季の12球団の観客動員を見ていこう。平均観客動員数の伸び率順(前年比)。

1:DeNA 平均3万1716人(12.6%) 72試合228万3524人(12.6%)
2:オリックス 平均2万4423人(8.2%)71試合173万3998人(6.7%)
3:楽天 平均2万5659人(7.0%)71試合182万1785人(5.5%)
4:阪神 平均4万2935人(5.2%)72試合309万1335人(6.6%)
5:中日 平均3万1741人(5.0%)72試合228万5333人(6.5%)
6:巨人 平均4万2643人(2.3%)71試合302万7682人(0.8%)
7:ソフトバンク 平均3万6891人(2.1%)72試合265万6182人(3.5%)
8:西武 平均2万5299人(1.9%)72試合182万1519人(3.3%)
9:ロッテ 平均2万3463人(1.5%)71試合166万5891人(0%)
10:ヤクルト 平均2万7543人(1.4%)71試合195万5578人(1.4%)
11:広島 平均3万1319人(1.0%)71試合222万3619人(-0.4%)
12:日本ハム 平均2万7368人(-1.3%)72試合197万516人(0.1%)

 観客席を約3500席増築し、定員が約3万3000人に増えたDeNAが前年比12.6%の大幅増。NPBは143試合制になってから、主催試合数が72試合の球団と71試合の球団がある。このために平均観客数の伸び率に対して観客動員数が少ない場合もある。通常は72試合主催した翌年は71試合になるが、試合編成の都合でそうならないことも。DeNAは2年連続で主催試合が72試合だったが、大きな伸び率となった。一方、ヤクルトは2年連続で71試合だった。

セ・リーグのほうが伸び率、動員数共に多い

 続いてオリックスが伸び率で2位に。平均で8.2%と大幅増だった。昨年は京都、宮崎で主催試合を各1試合したが、今季は京都の2試合が雨で流れて振替試合は京セラドームで行われた。楽天も平均で7.0%増加。今季は一塁側の4階建てタワー型観戦スタンド(計103席、7月?)の新設などスタンドの改修も行った。

 観客動員総数では、阪神が72試合309万1335人で巨人を上回り1位。平均でも阪神は4万2935人で、巨人の4万2643人に僅差ながら上回った。

 広島は平均客数では微増ながら、総数では主催試合が1試合少なかったこともあり-0.4%となった。マツダスタジアムの動員率は95.7%とほぼ毎回満席に近く、これ以上の大幅な動員数増の余地がない状態だ。

 唯一、平均観客動員が減ったのは日本ハム。2023年開業予定の北海道ボールパークの新設により、現在の本拠地札幌ドームからの移転を発表している日本ハムだが、今季は観客が伸び悩んでいる。

 また両リーグの観客動員数は以下の通りで、セ・リーグのほうが伸び率、動員数共に多い。

セ・リーグ:平均3万4655人(4.4%)429試合1486万7071人(4.4%)
パ・リーグ:平均2万7202人(3.1%)429試合1166万9891人(3.1%)
NPB合計:平均3万928人(4.1%)858試合2653万6962人(4.1%)

 さらにNPB平均も史上初めて3万人の大台に乗った。この右肩上がりはいつまで続くだろうか。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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