パ・リーグMVPを予想 タイトル取った西武4選手が横一線、本命は森友哉か?

パ・リーグMVPを予想 タイトル取った西武4選手が横一線、本命は森友哉か?

西武・森友哉(左)、山川穂高【写真:荒川祐史】

RCはオリックス吉田正が1位も…打撃タイトルは出塁率以外は西武の選手が獲得

 日本シリーズも終わり、NPBの2019年シーズンは終わった。あとはMVP、ベストナイン、ゴールデングラブなどの表彰を待つことになる。今季のMVPを占おう。

 MVP(最優秀選手)は、今季最も活躍した選手に与えられる最高のアワードだ。記者投票によって選出される。NPBの場合は、過去の例から以下の原則が導き出せる。

・ポストシーズン(日本シリーズ、CS)の成績は加味されない
・リーグ優勝チームから選ばれることが多い
・投手、野手の区別なく選出される
・投打タイトルについても考慮される

 まずはパ・リーグのMVPを予想しよう。

 野手陣は、RC(Runs Created、打者の総合指標 安打、長打、四死球、盗塁、犠打、犠飛を加味)の10傑を出す。

1 吉田正尚(オ)168安29本85点5盗 率.322 RC 114.45

2 秋山翔吾(西)179安20本62点12盗 率.303 RC 109.54

3 森友哉(西)162安23本105点3盗 率.329 RC 108.06

4 山川穂高(西)134安43本120点1盗 率.256 RC 104.50

5 浅村栄斗(楽)139安33本92点1盗 率.263 RC 100.63

6 外崎修汰(西)146安26本90点22盗 率.274 RC 95.334

7 西川遥輝(日)158安5本41点19盗 率.288 RC 92.56

8 ブラッシュ(楽)111安33本95点2盗 率.261 RC 91.91

9 荻野貴司(ロ)160安10本46点28盗 率.315 RC 91.40

10 中村剛也(西)142安30本123点2盗 率.286 RC 90.61

 打撃タイトルは、

首位打者 森友哉(西).329
最多安打 秋山翔吾(西)179安打
本塁打王 山川穂高(西)43本塁打
打点王 中村剛也(西)123打点
盗塁王 金子侑司(西)41盗塁
最高出塁率 近藤健介(日).422

 RCではオリックスの吉田正が1位だが、打撃タイトルは最高出塁率を除いて、リーグ優勝した西武の選手で占められている。リーグ2位から日本シリーズを制したソフトバンクの選手はRCのランキングではデスパイネの82.84(14位)が最高だ。

 タイトルを分け合った、森、秋山、山川、中村の4人が横一線に並んでいると言えるのではないか。強いて本命を上げれば、捕手の重責を担いながら首位打者に輝いた森か。

投手タイトル獲得者に西武の選手はなし、鷹・千賀が最多奪三振も…

 投手陣はPR(Pitching Runs、投手の総合指標:[リーグ平均防御率-投手の防御率]×投球回÷9で算出)のランキング。リーグ防御率は3.91

1 山本由伸(オ)8勝6敗0セーブ0ホールド 
 143回 127奪三振 防1.95 PR 31.05

2 有原航平(日)15勝8敗0セーブ0ホールド 
 164回1/3 161奪三振 防2.46 PR 26.31

3 千賀滉大(ソ)13勝8敗0セーブ0ホールド
 180回1/3 227奪三振 防2.79 PR 22.25

4 増田達至(西)4勝1敗30セーブ7ホールド
 69回2/3 74奪三振 防1.81 PR 16.23

5 モイネロ(ソ)3勝1敗4セーブ34ホールド
 59回1/3 86奪三振 防1.52 PR 15.75

6 松井裕樹(楽)2勝8敗38セーブ12ホールド
 69回2/3 107奪三振 防1.94 PR 15.23

7 森原康平(楽)4勝2敗0セーブ29ホールド
 64回 65奪三振 防1.97 PR 13.77

8 宮西尚生(日)1勝2敗0セーブ43ホールド
 47回1/3 51奪三振 防1.71 PR 11.5 4

9 ニール(西)12勝1敗0セーブ0ホールド
 100回1/3 51奪三振 防2.87 PR 11.54

10 益田直也(ロ)4勝5敗27セーブ12ホールド
 58回2/3 56奪三振 防2.15 PR 11.46

 投手タイトルは、

最多勝 有原航平(日)15勝
最高勝率 山岡泰輔(オ).765
最優秀防御率 山本由伸(オ)1.95
最多奪三振 千賀滉大(ソ)227
最多セーブ 松井裕樹(楽)38
最多ホールドポイント 宮西尚生(日)44HP

 PRは西武からランクインしたのは増田とニールだけ。西武でタイトルを獲得した投手もいない。ソフトバンクは千賀が最多奪三振のタイトルを獲得したが、リーグ戦2位のチームからMVPが選ばれたのはここ10年では2014年の金子千尋(当時オリックス 現日本ハム)だけだ。

 MVPは、西武の4人の野手が有力。本命は森だと予想する。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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