センバツ準Vで甲子園沸かせたイケメン主将の現在地―目指す俳優への道

センバツ準Vで甲子園沸かせたイケメン主将の現在地―目指す俳優への道

高松商元主将でセンバツ準優勝経験のある米麦圭造さん【写真:編集部】

球児から新たな夢へ、16年高松商「3番・遊撃手」米麦圭造さん

 2016年センバツ高校野球で20年ぶりに出場し、準優勝に輝いた高松商(香川)の当時主将で「3番・遊撃手」として活躍した米麦圭造(よねばく・けいぞう)さん。当時からイケメン主将として人気が高かったが、国学院大学に在籍中の現在は、俳優への道を進んでいる。大学で野球を続けるつもりだったが、中学生の時からの夢を諦められず、芸能界入りを目指すことに。周囲の支え、野球への感謝を忘れずに、自分の人生を歩んでいる。前編は「転身」について紹介。

 甲子園のグラウンドに爽やかな笑顔とプレーを残していったイケメン主将。つぶらな瞳は当時のまま。髪型は丸刈りから大きく変貌を遂げていた。球児だった面影は消え、モデルのような顔立ちだった。

 米麦さんは、高校で野球を辞め、就職するつもりでいた。センス抜群の打撃と守備で一生懸命、白球を追いかけた結果、チームの中心としてセンバツ準優勝と輝かしい結果を残した。大学からの誘いが来るのは必然だった。

 東都大学リーグの名門、国学院大学に進んだ。

「勉強ができるわけでもなく、野球しかやっていなかったので、流れのままに、野球で進学することを決めてしまいました。大学でも試合に出させていただきましたが、試合に出ても闘志が湧かないというか、アウトになっても悔しくない自分がいて……」

 道筋を作ってくれた高松商の恩師・長尾健司監督、受け入れてくれた国学院大の鳥山泰孝監督ら関係者に申し訳ない気持ちを抱きながら、1年生の4月で野球部を辞めることを決意した。

「僕は昔から芸能界の方に興味がありました。高校時代に(各メディアに)取り上げていただいたことも多かったので、そちらの方に熱が出てきました。長尾監督にも電話でお伝えして『お前の考えたようにやれ』と自分の気持ちを尊重していただきました。今、こうして芸能への道を進めているのも、監督が背中を押してくれたから。その分、こっちの道を進むんだという覚悟を決められました」

国学院大学ミスターコンテストにエントリー、11月22日に投票結果発表

 小さい頃からジャニーズファン。KAT-TUNが好きで、メンバーだった赤西仁さんやNEWSの手越祐也さんが今も好き。「独特な雰囲気がかっこいい」と憧れる。今、どんな髪型をしているのか、着ている洋服のブランドは何か、などと格好をチェックしている。まだ芸能事務所などには所属していない大学生。コンテストのオーディションを受けたり、美容院や雑誌のモデルとしての撮影などで、経験を積んでいる。現在は国学院大学のミスターコンテストにエントリー中(開催日/結果発表は11月22日)。5人の中からトップを目指して活動を行い、SNSなどで発信している。

「小学校から野球をやってきて、苦しいことはめちゃくちゃありました。いつもひとつ上のレベルでやらせてもらいました。その年上の選手の同等、もしくはそれ以上(の技術、成績)でないといけなかったので、プレッシャーを乗り越えてきました。しんどかったですが、あの時からの野球の経験があるから、つらいことも乗り越えられます。野球があったから、支えてくださる人とも出会えました。野球への感謝をずっと忘れずにやっていきたいと思います」

 夢はどんなジャンルにも対応できるような「カメレオン俳優」になること。「仮面ライダーとかヒーロー戦隊ものにも挑戦したいです。運動神経と体力には自信があります」と笑う。野球と俳優、戦うフィールドが変わってもぶれないものがある。それは見ている人を喜ばせることと、人への感謝。これを忘れずに着実に歩を進めていく。(後編に続く)

プロフィール
米麦圭造(よねばく・けいぞう)1998年9月2日、香川県東かがわ市出身の21歳。180センチ。高松商から国学院大。2016年の第88回のセンバツ甲子園に出場し、20年ぶりに出場した同校を準優勝に導いた時の主将を務めた。現在は人間開発学部健康体育学科の3年生。(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)

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