「悲惨な状況」…来季年俸は10人で計260億円、MLB“不良債権”ワースト10は?

「悲惨な状況」…来季年俸は10人で計260億円、MLB“不良債権”ワースト10は?

マーリンズのチェン・ウェイン【写真:Getty Images】

高額年俸も活躍できていない選手10人を選出、最高額はプライスの約35億円…

 メッツのピート・アロンソ内野手がルーキー記録を塗り替える53本塁打を放つなど、今季も多くのスターが誕生したメジャーリーグ。一方で、過去に素晴らしい成績を残して大型契約を結びながら、近年は目立った活躍をできていない選手もいる。MLBの選手契約情報サイト「スポットラック」は「2020年の厳しい10契約」と題した特集を掲載。“不良債権”化してしまった10選手をピックアップしている。

 最初に挙がっているのは、レッドソックスのデビッド・プライス投手。2016年から7年総額2億1700万ドル(約235億5752万円)の大型契約を結んでいる34歳左腕の来季年俸は3200万ドル(約34億7400万円)。今季は22試合登板で7勝5敗、防御率4.28という成績だったが、これでは年俸に見合ってないとの評価だ。

 2012年に3冠王に輝いたタイガースのミゲル・カブレラ内野手も名前が挙がってしまった。かつては誰もが認める現役最強打者だったが、2017年以降は成績が急降下。昨季は負傷で38試合の出場に終わると、今季は136試合に出場したものの、打率.282、12本塁打、59打点、OPS(出塁率+長打率).744と平凡な成績だった。2016年から8年総額2億4800万ドル(約269億円)の契約となっており、2020年は3000万ドル(約32億5600万円)。寸評では「かつは毎年MVP候補に挙がっていたものの、過去3シーズンで著しく衰えた」と斬られている。

 さらに、2017年から4年総額1億1000万ドル(約119億4000万円)の契約を結んでいるメッツのヨエニス・セスペデス外野手は昨季81試合、今季は38試合の出場に終わった。来季年俸は2950万ドル(約32億円)だが、復活はなるだろうか。2016年から5年総額1億1000万ドル(約119億4000万円)のタイガース右腕ジョーダン・ジマーマン投手は、契約最終年の来季年俸2500万ドル(約27億1400万円)となっているが、今季は1勝13敗、防御率6.91と散々な成績だった。

元中日チェンも選出、62打席連続無安打のデービスは「悲惨な状況」

 パドレスのウィル・マイヤーズ外野手は昨季83試合出場で打率.253、11本塁打、39打点、今季は155試合に出場も打率.239、18本塁打、53打点と低調。2017年から6年総額8300万ドル(約90億円)の契約で、来季年俸は2000万ドル(約21億7000万円)となっている。ジャイアンツのスター捕手、バスター・ポージーは2013年から9年総額1億6700万ドル(約181億3000万円)で、来季年俸は2140万ドル(約23億2300万円)。今季は114試合出場で打率.257、7本塁打、38打点、OPS.688と厳しい打撃成績で、“不名誉トップ10”に入ってしまった。

 これまでも度々、“不良債権”として批判されてきた元中日のチェン・ウェイン投手も登場している。マーリンズと2016年から5年総額8000万ドル(約86億8300万円)の大型契約を結んでいるが、移籍後はほとんど活躍できず。今季は中継ぎに配置転換となり、45試合に登板したが、防御率6.59。契約最終年の来季も2200万ドル(約23億9000万円)の高年俸で、寸評も「マイアミは間違いなくこの34歳を売りに出すことを試みるだろう。先に進むために、彼の年俸の大半を払うことも厭わない可能性が高い」と手厳しい。

 ニューヨークのファンから辛辣な評価を受けるヤンキースのジャコビー・エルズベリー外野手も「過去5年間で448試合に欠場し、2020年には復帰するに十分な健康体となっている可能性もあるが、ヤンキースの外野で居場所を見つける余地はないことだろう」とバッサリ斬られている。2013年オフに宿敵レッドソックスからFAとなり、7年総額1億5300万ドル(約166億円)でヤンキースに加入。しかし、目立った活躍はできず、最近2シーズンは故障もあって出場なし。来季年俸も2114万ドル(約23億円)だが、完全に“不良債権”化しており、故障が癒えても定位置は確保できないとされている。

 オリオールズのクリス・デービス内野手は、昨季から今季にかけて62打席連続無安打という不名誉なメジャー記録を打ち立てた。2013年に2冠に輝くなど2度の本塁打王、1度の打点王に輝いている強打者は、2016年から7年総額1億6100万ドル(約174億5660万円)の大型契約を結び、来季年俸は1700万ドル(約18億4500万円)。寸評では「ここ2年間の平均の数字は、10二塁打、14本塁打、40打点、打率.170となっており、2022年まで続く(今後3年間の)契約で5100万ドル(約55億3600万円)を得ることになる。悲惨な状況だ」と嘆いている。

 さらに、最後にはジャイアンツのジョニー・クエト投手の名前もあがった。2016年から6年総額1億3000万ドル(約131億円)の契約を結び、来季年俸は2100万ドル(約22億8000万円)。しかし、昨年8月にトミー・ジョン手術を受け、昨季は9試合、今季は4試合の登板に終わった。あと2年契約を残すが、復活できるだろうか。

 10人の年俸を合わせると、2億3904万ドル(約260億円)。年俸に見合った活躍をできる選手はいるだろうか。(Full-Count編集部)

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