侍ジャパン、悲願の世界一なるか? プレミア12はボールの違いに大会方式も変化

今回のプレミア12は大会方式が変化 ボールの違いに選手から「少し小さい」という声も

記事まとめ

  • 「第2回 WBSC プレミア12」が2日に開幕、侍ジャパンは5日のベネズエラ戦が初戦
  • 2019年も2015年のプレミア12も、日本はWBSCランキング1位で参加している
  • 今大会は球が変更になり「使用感」の違いが課題に、大会の期間や会場も異なっている

侍ジャパン、悲願の世界一なるか? プレミア12はボールの違いに大会方式も変化

侍ジャパン、悲願の世界一なるか? プレミア12はボールの違いに大会方式も変化

侍ジャパン・稲葉篤紀監督【写真:福谷佑介】

プレミア12が3日に開幕、侍ジャパンは5日ベネズエラ戦で初戦

「第2回 WBSC プレミア12」が2日(日本時間3日)に開幕。グループBに所属する侍ジャパンは5日に台湾・桃園国際野球場で行われるベネズエラ戦で初戦を迎える。

 2019年も2015年のプレミア12も、日本はWBSCランキング1位で参加している。2015年のプレミア12は初めての大会であり、2019年とはいろいろと異なる部分があった。

 まず使用球は2015年はミズノの公認球。NPBで使用している、いわゆる「統一球」がそのまま使われた。この大会では侍ジャパンの選手には「使用球の違和感」はなかった。2019年の大会は日本のメーカーであるSSK(エスエスケイ)の球が使用されるが、NPB球ではないので侍ジャパンの選手には「使用感」の違いが課題になってくる。選手の間では「少し小さい」という声が出ている。

 大会の期間、会場も前回と今回では大きく異なっている。前回大会は日本と台湾だけで行われた。オープニングラウンドは日本と韓国のオープニングゲームが札幌で行われた後、台湾に会場を移し、参加全12チームがA組、B組に分かれて戦った。さらにノックアウトステージ(決勝トーナメント)の前半も台湾で行った。台湾での試合の期間は、11月8日から16日まで9日間に及んだ。

 台湾で国際大会ができる規模の球場は、桃園国際野球場と台中インターコンチネンタル野球場の2つだが、12チームが集結したため、斗六球場、台北の天母野球場も使用した。今回の台湾ラウンドは桃園国際野球場と台中インターコンチネンタル野球場の2つに絞られている。

 長期間にわたる遠征になるため、各チームのコストもかかった。メキシコは連盟組織の混乱があったうえに資金調達が難しくなったため、直前に辞退を表明。このためWBSCランキング13位のパナマに声がかかったが、直前だったためにパナマは辞退。メキシコは何とか選手をかき集めて出場にこぎつけた。急ごしらえのチームだったがメキシコは3位決定戦まで進み4位になっている。

 今回は台湾、メキシコ、韓国で予選ラウンドが行われ、それぞれの開場での大会の開催期間は3日ずつと短期間になった。

【2015年の侍ジャパンの戦績】

○オープニングラウンド
11月8日 ○日本5-0韓国● 札幌ドーム
11月11日 ○日本6-5メキシコ● 天母野球場
11月12日 ○日本4-2ドミニカ共和国● 桃園国際野球場
11月14日 ○日本10-2アメリカ● 桃園国際野球場 
11月15日 ○日本6-5ベネズエラ● 桃園国際野球場

○ノックアウトステージ
準々決勝
11月16日 ○日本9-3プエルトリコ● 桃園国際野球場

準決勝
11月19日 ●日本3-4韓国○ 東京ドーム

3位決定戦
11月21日 ○日本11-1メキシコ● 東京ドーム

 日本は大会初戦で勝った韓国に準決勝で敗退し、3位決定戦に回った。ベストナインには先発投手に大谷翔平(当時日本ハム)、一塁手に中田翔(日本ハム)が選出された。指名打者には当時ソフトバンクにいた韓国の李大浩が選ばれている。

 WBSCランキング1位の日本だが、プレミア12で優勝するのは容易ではない。韓国だけでなく、中南米勢とは接戦になることが多い。中南米勢はMLB40人枠から外れた選手が中心であり、国際大会は絶好のアピールの場だと認識している選手が多い。

 2015年に続き、侍ジャパンには今大会も厳しい戦いが待っている。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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