冬のグラブは「お肌と同じ」 プロ選手もしているケアとしてはいけないこと

冬のグラブは「お肌と同じ」 プロ選手もしているケアとしてはいけないこと

冬のグラブに表れるカサつきもしっかりとケアをする必要がある【写真・編集部】

用具の専門家に聞く、スラッガーでお馴染み久保田運動具店で実践も

 冬の到来が近づいてきた。メーカー担当者は、この時期もグラブのケアを怠らないでほしいと願う。人気のグラブ・スラッガーを販売する久保田運動具店東京支店の山田佑紀さんは「これからは乾燥してくる時期。人間のお肌と同じです。そのままにしたり、置きっぱなしにしないでください」とグラブケアの必要性を説く。野球少年から大人まで知ってほしい手入れの方法を聞いた。

 試合やボールを使った練習の時間が減り、グラブをバッグの中に入れっぱなし――。野球経験者なら1度や2度、そんな経験があるかもしれない。「まったく使わない時間がないようにしてほしいです。グラブは牛革なので、固くなりやすい。革は生きているので、人間のお肌と同じようにケアが必要です」。ポイントは“潤い”と“愛情を注ぐ”こと。

 自宅や部屋に戻ってきたら、まずはバッグやグラブケースから出すこと。「風通しのよい玄関などに置いておくのがいいと思います」と通気性を良くして固くなることを防ぐ。これからの“難敵”は乾燥。「グラブもカサカサしてきます。保革油をかさつきや、すれたりしているところにちょっと塗ってあげてください」とグラブ用のオイルで定期的にメンテナンスすることをお勧めする。

 多くのグラブを店内に置いている久保田運動具店東京支店ではグラブのために、もうすぐ加湿器を付けて、湿度を保った環境にするという。プロの選手の中にも家に持ち帰った試合用グラブを、加湿器のある部屋に置くなど心掛けている。また、来季も万全な状態でグラブを使いたいため、山田さんのようなメーカー担当者に長期のメンテナンスを依頼する選手もいる。依頼を受けた担当者はそのグラブを社内や店内の湿度の高いところに保管しているという。

「オフになっても、来年、活躍するために必要な道具になるので、使わないのではなくて、休ませる期間としてとらえて、グラブを可愛がってほしいです」。野球する時だけでなく、オフも大事に用具と向き合うことも、野球の上達につながっていく。(楢崎豊 / Yutaka Narasaki)

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