【プレミア12】台湾、"爆音”大盛り上がりも11残塁拙攻 王柏融マルチは「朗報」

【プレミア12】台湾、"爆音”大盛り上がりも11残塁拙攻 王柏融マルチは「朗報」

「プレミア12」台湾代表でも活躍する日本ハムの王拍融【写真:Getty Images】

台湾-侍ジャパン戦は観衆2万人超えの満員、台湾プロ野球3倍近い観衆だった

■日本 8-1 チャイニーズ・タイペイ(プレミア12・7日・台湾)

「第2回 WBSC プレミア12」の1次ラウンドB組が7日に行われ、チャイニーズ・タイペイ(台湾)は台中インターコンチネンタル野球場で行われた1次ラウンド最終戦の侍ジャパン戦で、日本―台湾戦は、日本の勝利で終わったが、台湾では国中が盛り上がった。

 チケットは一番安い外野席でも1000台湾ドル(日本円で4000円強)と高額だった。コンビニなどで前売りされたが、早くに売り切れ。当日券も用意されたが、すぐになくなった。

 台中インターコンチネンタル野球場は、鉄道の駅からは遠く、車やバイクでの移動となる。当日は球場周辺の道路が臨時に一方通行になったり、通行禁止になったりした。大型バスで来場するお客も多かった。観客数は現地発表で2万20人。この球場の定員は2万人なので、文字通り満員になった。台湾プロ野球の平均観客動員は1試合あたり7000〜8000人。通常の3倍近い大入りだった。

 6日のベネズエラ戦では、内野席の観客には大会のシンボルマークをあしらったブルーのTシャツが配布された。観客席は青に染まったが、7日の日本戦は赤いTシャツが配布され、観客席は真っ赤になった。赤と青は「チャイニーズ・タイペイ」のテーマカラーだ。

 試合前には台湾、日本プロ野球のレジェンドである郭泰源氏の始球式が行われた。この際には通算試合、安打、本塁打、打点など数々の台湾リーグ記録を持つ張泰山氏など、台湾プロ野球の元大選手が守備位置に就き、大歓声を浴びた。

 試合そのものは、台湾のファンにはもどかしい結果となった。台湾一の発行部数を誇る全国紙「自由時報」は、スポーツコーナーで台湾チームが日本と同じ11安打を打ちながら、11残塁を喫したことをトップで報じた。ただ、やや元気がなかった「大王」こと王柏融が2安打したことは「朗報」と伝えられた。

 2面ではスーパーステージの舞台である「千葉球場(ZOZOマリンスタジアム)」の写真が掲載され、地元ロッテの陳冠宇(チェン・グァンユウ)、7日最後に投げて1失点した胡智為(カブス傘下)、日本戦で投げることがなかった張奕(オリックス)、江少慶(インディアンス傘下)ら、海外組の投手に期待できると紹介していた。

 同じく全国紙の「聯合報」でも台湾が11残塁を喫して日本に破れたことを報じた。また、ロッテのチェン・グァンユウが、次のステージであるZOZOマリンスタジアムは「風が強い」と話したと報じている。またスーパーステージで当たると思われる韓国がカナダを3-1で下し、8日のキューバ戦で勝ち抜けが決まることも報じている。また韓国のエース金廣鉉の調子がいいことも伝えている。

 台湾では当然ながら、7日の敗戦を残念がる報道が多かった。日本戦の勝敗はスーパーラウンドに持ち越すため、台湾は「0勝1敗」で次のステージに進むことになった。ライバル韓国を破って日本と再戦、さらには東京オリンピックの出場権獲得へ、期待が高まっている。(広尾晃 / Koh Hiroo)

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