【プレミア12】侍ジャパン、スーパーラウンドも「結束力」 選手間の経験共有で“情報戦”に勝つ

【プレミア12】侍ジャパン、スーパーラウンドも「結束力」 選手間の経験共有で“情報戦”に勝つ

スーパーラウンドに向けて帰国した侍ジャパン・稲葉監督【写真:福谷佑介】

オープニングラウンドでも、鈴木誠也外野手らがベンチで情報を共有

 野球日本代表「侍ジャパン」は9日、台湾での「第2回 WBSCプレミア12」(テレビ朝日系列で放送)オープニングラウンド3試合を3戦全勝で終え、帰国した。稲葉篤紀監督は11日から東京と千葉で始まるススーパーラウンドの戦い方について言及。国際試合での情報戦を、チーム一丸で制するつもりだ。

「みんながすごく良くやってくれていると思います。感じ方は違うにしても、すごく丁寧に伝えてくれている。選手同士でやるのが1番なので。そういう意味では結束力というのがありますね」

 初対戦の投手ばかりを相手にする国際試合。事前の情報を頭に入れておくことも大事だが、何より大事になるのは経験の共有だ。4番を打つ鈴木誠也外野手は「(凡打に終わっても)そういう(暗い)雰囲気になっている時間はない、どんどん後ろに伝えなきゃいけない」と投手の特徴についてベンチ内で情報共有していることを明かしていた。

 稲葉監督も「あんまり映像でばかり頭を膨らますというのもね。逆に頭が疲れてしまったりすると思う。ミーティングの中で出てきそうな4、5人の投手だけ見て、あとは選手が感じて、伝えてやってくれれば」と選手間のコミュニケーションを重視。この成果もあってか、1試合目のベネズエラ戦こそ打線が苦戦したものの、プエルトリコ戦では6安打4得点、チャイニーズ・タイペイ戦では11安打8得点を挙げた。

 もちろん日本の情報も伝わっているはずだ。メキシコには巨人ビヤヌエバ、阪神ナバーロ、アメリカにはオリックスのディクソンら対戦国にNPB球団所属選手も多く、「そういう選手が日本の情報を伝えいてるでしょうし。ある程度、どこの国も日本の野球を分かってきています。アメリカもマエケン(前田健太投手)、マー君(田中将大投手)のような投手を知っています。どこも情報は持っているので、色んなものを感じてそれに対応していけるかだと思う」と意気込んだ。

 打線だけでなく、「どの試合も投手を軸にということになっていきます」とプエルトリコ戦では完封リレーをみせ、チャイニーズ・タイペイ戦でも1失点にとどめて3連勝に導いた投手陣にも期待をかける。まずは11日の初戦、オーストラリア戦で4連勝を目指す。(臼井杏奈 / Anna Usui)

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