5月に1軍登録された顔ぶれから見える、12球団のチーム事情

5月に1軍登録された顔ぶれから見える、12球団のチーム事情

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各球団で5月以降1軍登録された選手は?

 ペナントレースが始まって2か月。各球団の今季の陣容は出そろった。上位を走るチームは、メンバーが固まり、役割もはっきりしてきているが、下位に低迷するチームは、いまだに選手を試しては使うという試行錯誤が続いている。

 4月はファームでプレーし、5月になって1軍に引き上げられた選手の顔ぶれを見ると、各チームの長所と弱点、余裕のあるなしが見えてくる。5月になって1軍登録された選手を見ていこう。

【パ・リーグ】
〇日本ハム
投手 浦野博司、玉井大翔、中村勝
内野手 渡邉諒
外野手 浅間大基

〇ソフトバンク
投手 岡本健、笠原大芽、松本裕樹

〇ロッテ
投手 阿部和成、関谷亮太、土肥星也
捕手 金澤岳
内野手 根元俊一、猪本健太郎
外野手 柴田講平、三家和真

〇西武
投手 ガルセス、キャンデラリオ、佐野泰雄、田村伊知郎、平井克典、藤原良平、誠、南川忠亮
外野手 金子侑司

〇楽天
投手 入野貴大、塩見貴洋
内野手 中川大志
外野手 田中和基

〇オリックス
投手 青山大紀、赤間謙、ウエスト、大山暁史、金田和之、小林慶祐、近藤大亮、塚原頌平、東明大貴、山田修義
内野手 岩ア恭平、縞田拓弥

余裕感じるパ首位の楽天、セ・リーグ球団は…

 日本ハムは投手は3人、野手は若手の2人が昇格。チーム状態が良くなり、補助戦力を補充するレベルだ。浦野は5月だけで3勝を挙げた。

 ソフトバンクは3人の若手投手を試した。貧打にあえぐロッテはベテランの根元に加え、ソフトバンクから移籍した猪本、阪神から来た柴田を1軍に上げた。西武は、投手の駒不足を補うべく、8人の投手を試した。

 首位を走る楽天は、出遅れていた塩見と入野が昇格。野手は2選手を上げたが層は厚く、余裕を感じる。対照的にオリックスは、低落を食い止めるために最多の11人の投手を上に上げたが、なかなか結果が出ない。

【セ・リーグ】
〇広島
投手 オスカル、中村祐太
内野手 ペーニャ

〇巨人 
投手 今村信貴、桜井俊貴、田原誠次、戸根千明
捕手 相川亮二
内野手 辻東倫、山本泰寛、吉川尚輝

〇DeNA
投手 尾仲祐哉、加賀繁、熊原健人、平良拳太郎、藤岡好明
外野手 下園辰哉、松本啓二朗

〇阪神
投手 伊藤和雄、小野泰己、福永春吾、柳瀬明宏

〇ヤクルト
投手 成瀬善久、由規
捕手 藤井亮太
内野手 今浪隆博

〇中日
投手 アラウホ、阿知羅拓馬、伊藤準規、小笠原慎之介、柳裕也、ロンドン
内野手 高橋周平、森野将彦

 広島は中継ぎ投手を試すとともに、今年2月に支配下登録されたペーニャを試した。巨人は中継ぎ投手をテスト、さらに二塁・中井の不振に伴って辻、山本、吉川と若い内野手を引き上げた。

 DeNAはFAの人的補償で巨人から来た平良を先発で使ったほか、中継ぎ投手を一部入れ替えた。また外野を補強している。阪神は、野手陣が充実しているため、ローテの穴埋めと中継ぎのテスト。ヤクルトは実績ある投手を2人、遅ればせながら上げた。野手もベテランを起用している。中日は若手を中心に投手を試すとともに、新旧の内野手を上げた。高橋、森野ともに主軸級のはずだが、今のところ結果が出ていない。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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