ホークス東浜、9戦中8戦QSの安定感も満足せず「試合の中でのムラがある」

ホークス東浜、9戦中8戦QSの安定感も満足せず「試合の中でのムラがある」

ソフトバンク・東浜巨【写真:藤浦一都】

4月19日ロッテ戦での初勝利以来負けなし6連勝

 ソフトバンクの東浜巨投手が、6日のヤクルト戦(ヤフオクD)で先発する。自身6連勝中の右腕は5日、本拠地ヤフオクドームでキャッチボールなどで調整を行い「週の頭のゲームなので、流れがしっかり出来るように1週間やってきたことを出すだけだと思っています。1球1球全力で、その積み重ねができれば、長いイニングを投げられると思っています」と、いつも通りの言葉で意気込みを語った。

 今季、ここまではローテの軸としてチームに貢献していると言っていい。9試合に投げ、最多の失点は4月9日の西武戦(メットライフ)での4失点(5回1/3)。9試合中8試合でクオリティースタート(QS、6回以上を投げて自責点3以下)を達成しており、今季初勝利を挙げた4月19日のロッテ戦(ZOZOマリン)以来、自身に負けが付いていない。

 交流戦初戦となった5月30日の中日戦(ヤフオクD)では、9回2失点。ルーキーイヤーの13年10月5日の日本ハム戦(札幌D)以来となる完投勝利をマークした。だが、そこに変な意識は持たない。「アレはアレ。9回投げられたことは意識しないようにしている。良くても、悪くても過去は見ないようにしているので。目の前の試合に投げることだけを考えている」との心持ちが、現在の好投を支えている。

 昨季、自己最多の9勝を挙げたが、あと一歩のところで2桁勝利を逃した。ところが、今季は6月で早くも6勝をマーク。念願だった2桁勝利すら、早い時期に達成可能なほどに、ハイペースで白星を積み上げている。それでも、自己評価は「まだまだだと思う」という。「シーズンも序盤ですし、試合の中でのムラがある。抑えていると言っても、点は取られているので。高いレベルで安定しているようにならないといけないと思っています」。目指すところは、もっと高いところにある。

 ハーラートップの楽天・則本とは1勝差。6勝には西武・菊池、オリックス・金子などが並ぶ。和田、武田を負傷離脱で欠くチームにあって、その立ち位置は千賀と2枚看板。週アタマを担う東浜の安定感は、リリーフ陣のことを考えても、今のソフトバンクにとって頼もしいもの。好投続ける背番号16から、新たな1週間が始まる。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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