イチローら所属マーリンズ、今夏トレード敢行か 主力外野手も対象との声

イチローら所属マーリンズ、今夏トレード敢行か 主力外野手も対象との声

マーリンズのクリスチャン・イエリッチ【写真:Getty Images】

人材薄いマイナー選手の獲得に乗り出す可能性も

 6月を迎え、メジャーは中盤に差し掛かろうとしている。50試合を超え、各チームの戦力が落ち着きを見せる中、ア・リーグ西地区アストロズとナ・リーグ東地区ナショナルズは2位以下に10ゲーム以上差をつけ、地区首位を快走している。

 今季こそはプレーオフ進出を果たしたいマーリンズは、開幕当初こそ白星が先行したが、6月4日(日本時間5日)現在、24勝31敗と負け越し、地区首位ナショナルズには10ゲーム差、ワイルドカード争いでも2位ダイヤモンドバックスに8ゲーム差をつけられ、プレーオフ進出の望みは極めて薄くなってきた。となると、7月31日にやってくるウエーバー手続きを経ないトレード期限を前に“売り手”となることが濃厚だ。米スポーツ局「FOXスポーツ」の敏腕記者として知られるケン・ローゼンタール記者は、イチロー外野手、田澤純一投手らが所属するマーリンズに関してオズナ外野手、イエリッチ外野手、リアルミュート捕手ら生え抜きの主力をトレード放出する可能性があると報じている。

 オズナの名前は、昨年からトレード市場に浮上していたが、これまでイエリッチやリアルミュートの名前が出たことはない。リポートによれば、これまで球団が2人をトレードするつもりはなかったが、180度方向転換。プレーオフ進出が叶わないなら、他球団から幅広いオファーを受け付け、人材が薄いと言われる傘下マイナーに将来性を見込んだ選手を集める方向のようだ。

8月以降はまったく別のチームに?

 イエリッチは7年4957万ドル(約54億7000万円)という大型契約の3年目で、トレードで獲得した球団は、来季以降も4年保有権を得られる。攻守ともに定評が高い上、まだ25歳と若く、長らく主力として活躍できる可能性が高い。

 26歳のオズナは、昨オフに初めて年俸調停権を得たばかりで、2019年までは球団が保有権を持つことができる。守備の評価も高いが、今季は打率.322、14本塁打と打撃が開花。今季の年俸が350万ドル(約3億8600万円)と高額すぎないため、トレード市場では人気となりそうだ。

 正捕手のリアルミュートは打撃が売りの捕手で、今オフに初めて年俸調停権を獲得するため、球団は2020年まで保有権を持つ。捕手としての技術は平均的という評価が多いが、打てる捕手が少ない中で獲得に興味を示す球団は多いだろう。

 これまで何度も“ファイアーセール”と呼ばれる選手大放出を行ってきたマーリンズ。球団そのものの身売り話も上がる中、どんな動きを見せるのか。複数の大型トレードが実現し、8月1日にはまったく姿を変えたチームになっている可能性もありそうだ。

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