初昇格→初本塁打のジェンセンを指揮官絶賛「彼のおかげで盛り上がった」

初昇格→初本塁打のジェンセンを指揮官絶賛「彼のおかげで盛り上がった」

ソフトバンク・工藤公康監督【写真:荒川祐史】

今季10試合中9試合QSの東浜にも高評価「責任感を持ってくれている」

 ソフトバンクが今季3度目のサヨナラ勝ちを収めた。同点で迎えた延長10回、2死三塁から柳田が放ったボテボテのゴロが三塁線際に止まるサヨナラ適時打に。珍しい形での決着に、工藤公康監督は、まず開口一番に「長いこと野球をやっていますけど、初めて見ました」と笑った。

 息詰まる投手戦となった。ソフトバンク先発の東浜は3回2死、坂口に右翼ホームランテラス席に飛び込む2号ソロを浴びて先制点を与えたものの、8回まで5安打1失点。走者を出しながらも、粘りの投球を見せると、9回をサファテ、10回を岩崎とつなぎ、最少失点で凌いだ。

 打線は、この日今季1軍初昇格となったジェンセンが値千金の一発を放つ。1点ビハインドの5回2死。ここまで好投していたヤクルト先発・ブキャナンが投じた内角の真っすぐを強振。快音を残した打球は、左翼ポール際スタンドの最上段に飛び込む推定飛距離145メートルの特大弾。来日初アーチで試合を振り出しに戻し、延長の柳田のサヨナラ劇を呼んだ。

 指揮官は今季10試合中9試合でクオリティースタート(QS、6回以上自責3以下)を達成している東浜について「安定してくれている。火曜というのもあるのか、責任感を持ってくれている。白星はつかなかったけど、1勝の価値がある投球だった」と高く評価。ファーム暮らしが続きながらも、チャンスを待った助っ人の昇格即の活躍に「日本の投手、変化球への慣れというのはありましたけど、下で出て、状態もいいということだった。1日目から結果を残してくれた。彼のおかげで盛り上がった」と目を細めた。

 これで交流戦は3カード連続で初戦に勝利。楽天が敗れたため、その差を2.5ゲームに詰めた。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

関連記事(外部サイト)