ソフトB柳田、交流戦10戦で7本塁打&20打点 「穏やかな心」の意味は…?

ソフトB柳田、交流戦10戦で7本塁打&20打点 「穏やかな心」の意味は…?

ソフトバンク・柳田悠岐【写真:藤浦一都】

全3打点挙げて4日連続でお立ち台、「運がいいと思います、ホントに」

 9日、柳田悠岐が4日連続のお立ち台に上がった。3-0で勝利した9日の阪神戦も初回に先制打を放つと、3回の第2打席ではレフトのホームランテラスへ15号2ランで計3打点。交流戦10試合で7本塁打、20打点と、2年ぶりの交流戦MVPも見えてきた。

 柳田にとって“今週のルーティンワーク”となったお立ち台からの囲み取材。最初に出てきた言葉は「ピッチャーが抑えてくれました。今日はピッチャーのおかげです」のひと言だった。

 4日連続のヒーローとなったことについては「たまたまです。運がいいと思います、ホントに」と控えめに語る。好調の原因に「どんどん甘い球を打ちにいけていること」を挙げ、「甘い球を仕留める確率は上がっています」と胸を張る。

 交流戦MVPを獲得した2年前と比較して「ライナーやフライを打てるようになっているし、間(ま)が取れるようになっている」と語る柳田。ほとんど対戦したことがない投手と対峙する交流戦でも「ピッチャーのことがわかんないんで、投げ方とかは意識せずに自分の(ヒット)ポイントだけに集中している」ことが、好成績につながっているようだ。

お立ち台の決まり文句「穏やか心」は「本当に毎日、言われるんです」

 打つだけではない。初回の先制打の後、中村の打席のときにはディレードスチールで二塁を陥れた。

「松田さんがよくやるんで、それをベンチで見て勉強していた。だいたい次が(捕手から走者が見やすい)右打者のときが多かったけど、今日は(中村)晃だったんで『あ、ちょっとやってみようか』と。何回もできるプレーじゃないので、できてうれしかった」

 これで盗塁数も12となり、2年ぶりのトリプルスリー達成の期待もかかるが「(意識は)特にないっす。チームが勝てるようにやるだけ」と、あっさりと答えた。

 また、お立ち台での決まり文句となった『穏やかな心』については「本当に毎日、監督から『今日も穏やかな心で頑張りましょう』って言われるんですよ。言われているのはボクだけっす」と笑いをこらえながら話してくれた。

 交流戦も残り8試合。このまま「穏やかな心」を持ち続ければ、2年ぶりの交流戦MVP獲得は決して夢ではないだろう。

藤浦一都●文 text by Kazuto Fujiura

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