伊東監督が明かす「死ぬ気」の直訴 ロッテ石川が待ちに待った初白星

伊東監督が明かす「死ぬ気」の直訴 ロッテ石川が待ちに待った初白星

ロッテ・石川歩【写真:千葉ロッテマリーンズ】

遅すぎる初白星“謝罪”「クソみたいな投球で迷惑かけた」

 6連敗中だった昨年の防御率1位投手ロッテ石川が待望の今季初勝利を挙げた。

 13日のDeNA戦で、52日ぶりに先発復帰した開幕投手の石田と投げ合い、雨でマウンドがぬかるむ中で、7回114球で9三振を奪い、7回倉本の右中間適時二塁打の1点に抑えた。

「今までクソみたいなピッチングをして、本当に迷惑をかけてすいません。打ってくれた野手に感謝したい」と6回までに大量6点リードのバックに感謝した。初回、角中の先制タイムリーで早々の援護。6回には打者一巡で5点を奪ってくれた。その熱い気持ちに気迫で応えた。

 中盤の5回からはストレート中心にパワーピッチ。倉本、桑原、荒波を3者連続三振。6回1死で筒香には「状態はよくなさそうで、変化球に合うんじゃないか」(石川)と、この日MAXの148キロ内角速球で見逃し三振に切って取った。

「死ぬ気」覚悟で1軍でのプレー継続、「昨年の感じに戻した感じ」

 5月30日の阪神戦で5回途中7失点降板で2軍落ちが決まっていたが、試合後に「1軍でやらせてほしい。死ぬ気でやりますと言ってきた」と伊東監督。小林投手コーチからも「1軍で投げて、良くなってほしい」と言われ、折れそうな心を取り戻した。

 6日の中日戦で白星はつかなかったが、8回3失点で大きな手応えをつかみ、WBC後遺症ともいえる不調から、ようやく球に力と自信を蘇らせてた。

「(初白星まで)長かったです。前回(中日戦)のほうが、全然よかったが、要所でいい球がいった。今までやってきたことにプラスして、昨年の感じに戻した感じ」と石川。伊東監督も「やってもらわなきゃ困る選手。やって当たり前の計算をしている。まだまだ物足りないが、一つ勝って、本人もホッとしていると思う」と遅すぎる初白星に、胸をなで下した。

細野能功●文 text by Yoshinori Hosono

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