ソフトB岡本「全然知らなかった」プロ1勝 苦節4年目「これから、もっと」

ソフトB岡本「全然知らなかった」プロ1勝 苦節4年目「これから、もっと」

ソフトバンク・岡本健【写真:藤浦一都】

手術を乗り越えて…7投手継投、救援陣最長2回0封で転がり込んだ初勝利

 苦節を乗り越え、4年目で掴んだプロ初勝利だった。18日の広島戦(マツダ)。勝利したチームが交流戦最高勝率チームに輝く運命の最終決戦、7投手をつぎ込んだソフトバンクの勝利投手となったのは、2番手で登板した岡本健投手だった。

 出番は早くに巡ってきた。先発の山田が初回、2回と2イニング続けて1失点ずつ。3回1死となったところで、声がかかった。「準備はしていました。肩は作っていたので、前みたいに急遽という感じではなかった」。鈴木に四球を与えたものの、エルドレッドを左飛、新井を中飛に打ち取ると、4回は三者凡退。5回先頭の田中を左飛に切り、菊池に中前安打を浴びたところで、バトンを渡した。

 この日のリリーフ陣では最長となる2イニングを投げて、1安打無失点。15日の巨人戦では6回に、危険球退場となった森に代わって急遽登板。2つの三振を奪い、窮地を切り抜けていた。それに続く好投で、自身初の勝利投手となり「全然(勝利投手になるとは)知らなかった。嬉しいですし、初めて白星がついて良かった」と顔をほころばせた。

 2013年のドラフト3位で、新日鉄住金かずさマジックからソフトバンクに入団。だが、2015年の4月に右肘遊離軟骨除去と肘頭骨棘切除の手術を受け、シーズンの大部分をリハビリに充てた。昨季、初めて1軍に昇格し、13試合に登板。今季は開幕を2軍で迎え、5月25日になって1軍に昇格。今季5試合目の登板でのプロ初勝利となった。

「手術をして、3年目からしか投げられていない。そろそろ結果を出さないといけないと思っていた。これから、もっと頑張りたい。ウイニングボールは両親に渡します」。また1人、チームを救う若武者が出てきた。

福谷佑介●文 text by Yusuke Fukutani

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