広島ジョンソンに復調の兆し 阪神にリベンジの裏に異例の調整

広島ジョンソンに復調の兆し 阪神にリベンジの裏に異例の調整

広島のクリス・ジョンソン【写真:荒川祐史】

開幕戦黒星喫した阪神戦で好投のジョンソン「やられた相手にはやり返す」

 広島のジョンソンが23日の阪神戦に先発し、7回1失点の好投で今季2勝目を挙げた。

 今季は開幕戦の同じカードで4回途中KOされて負け投手となった後、咽頭炎を発症して長期離脱を余儀なくされた。交流戦で復帰し、復帰初戦となった今月9日の東北楽天戦では6回2失点で勝ち投手となったが、前回登板の福岡ソフトバンク戦では5回5失点で負け投手となった。与四球は3つだったが、ワイルドピッチが2つと昨季15勝をマークした緻密な投球からは程遠い内容だった。

 7回までに9安打を浴びながら、開幕戦のリベンジを果たしたジョンソンは「ヒットはたくさん打たれたが、ゴロを打たせる自分の投球はできていた。良い投球はできたと思う」と満足そうだった。「復帰してからの2試合は、しっくりしない部分があった」という左腕は、今回の登板の前に2度、ブルペンに入る異例の調整を行った。

「1回目のブルペンでは、マウンドの傾斜で軽めに投げて、タイミングや感覚を意識しながら投げた。少しいい感じが出てきたので、2回目は普通の投球練習をした。これが今日の結果につながったと思う」と成果を話した。

緒方監督も高評価「球の力も精度も上がっていた」

 開幕戦でKOされた阪神については「自分は普段から、やられた相手にはやり返そうと思ってやっている。今日の登板は、当然そういうモチベーションがあった」と闘志ものぞかせた。

 緒方監督は「1回悪かっただけで、心配はしていなかった。前回、徐々に調子を上げてくれればいいとコメントしたが、今日は球の力も精度も上がっていた。これを続けていけばいいだけ。こちらからは言うことは何もないよ」と信頼は揺るがない様子だった。

 首位攻防戦となったレギュラーシーズン再開の初戦で、左腕エースが期待通りの好投を見せた。一昨年から絶対的な存在だった助っ人が完全復活すれば、チームが目標とする連覇に一歩近づくことになる。

大久保泰伸●文 text by Yasunobu Okubo

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