先発投手の“最低限”の仕事 今季のセパQSランキング、上位投手は?

先発投手の“最低限”の仕事 今季のセパQSランキング、上位投手は?

西武・菊池雄星【写真:編集部】

西武・菊池は連続QS途切れるも12試合は依然パ1位

 交流戦が終了し、4日間(DeNAとオリックスは3日間)の休養日を経て23日からレギュラーシーズンが再開した。この日は各チームのエース級が先発した。

 先発投手の最低限の責任とされるQS(6回以上投げて自責点3以下)を記録したのは、ロッテ・涌井、ソフトバンク・東浜、中日・バルデス、巨人・菅野、広島・ジョンソンの5人。一方で開幕から12試合連続でQSをマークしていた西武、菊池は2.1回自責点7と炎上し、早々に降板した。

 6回自責点3と言えば、防御率では4.5。決して優秀とは言えない。先発投手として最低限の責任とされる所以だが、シーズン通してQSをキープするのは極めて難しい。セ・パ両リーグで規定投球回数に達している投手のQSをみていこう。

○パ・リーグ

菊池雄星(西)12(13戦7勝3敗、防2.09)
岸孝之(楽)10(10戦5勝2敗、防2.23)
美馬学(楽)10(12戦7勝1敗、防1.83)
東浜巨(ソ)10(12戦7勝2敗、防2.30)
金子千尋(オ)9(13戦6勝4敗、防3.26)
則本昂大(楽)8(11戦8勝2敗、防2.96)
ウルフ(西)7(11戦6勝1敗、防2.31)
野上亮磨(西)7(11戦4勝6敗、防3.39)
涌井秀章(ロ)7(13戦3勝5敗、防4.10)
メンドーサ(日)3(13戦2勝5敗、防3.97)

 菊池はそれでも12でトップ。また規定投球回数以上で無傷のQS記録をキープしているのは楽天の岸の10だけだ。防御率が良い投手はQSも多い傾向があるが、メンドーサのように13先発でQSが3しかない投手もいる。

セ・リーグは…

○セ・リーグ

バルデス(中)12(14戦4勝4敗、防2.14)
ブキャナン(ヤ)10(13戦4勝4敗、防2.60)
秋山拓巳(神)9(11戦6勝3敗、防2.91)
マイコラス(巨)9(12戦6勝3敗、防2.64)
岡田明丈(広)8(12戦7勝2敗、防3.26)
田口麗斗(巨)8(11戦5勝2敗、防2.10)
野村祐輔(広)8(11戦3勝2敗、防2.47)
菅野智之(巨)8(12戦7勝3敗、防2.38)
又吉克樹(中)7(12戦4勝0敗、防2.33)
大瀬良大地(広)7(11戦4勝0敗、防3.13)
井納翔一(De)7(12戦2勝4敗、防3.81)
メッセンジャー(神)7(13戦7勝3敗、防3.00)
九里亜蓮(広)6(14戦5勝4敗、防3.86)
石川雅規(ヤ)6(13戦4勝7敗、防4.98)

 23日、1点差の接戦を制したバルデスが12でトップ。今年40歳を迎えるが、驚異的な安定感だ。続いてブキャナンと外国人勢が続く。日本人投手では阪神の秋山がトップ。中日の又吉は、救援での3登板がある。これを除くと、9先発で7QSと安定感があった。

 近年では、2013年に楽天の田中将大が、28試合すべてでQS(24勝0敗)を記録したのが記憶に新しい。これは空前の記録だが、エースと呼ばれる投手にとってQSは、重要な目安となる。先発投手は、今季、どこまで記録を伸ばすだろうか。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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