阪神 雨天中止が多く懸念も

雨天中止が多い阪神、楽天 ペナントレースへの影響は?

ペナントレースの行方にも影響与える雨天中止

 6月24日、マツダスタジアムでの広島-阪神の一戦が雨天のため中止になった。今年の梅雨は空梅雨と言われ、雨天中止は少なかった。昨年の6月は4試合が中止になったが、今年はまだこれで2試合だ。

 雨天中止は、屋根付き球場でない限り必然的に起こる事態だが、興行面では警備、運営、物販などに大きな影響が出る。球場、球団は保険を掛けるなどして対応しているが、チーム運営でもその影響は大きい。投手のローテーションの組み直し、代替試合の組み入れによる日程の過密化など、ペナントレースの行方に大きな影響を与える。

 今季、12球団の中止試合の状況は以下となっている。内訳としてH(ホームゲーム)、R(ロードゲーム)の区別をつけた。

○パ・リーグ
日本ハム 0試合(H0、R0)
ソフトバンク 1試合(H1、R0)
ロッテ 0試合(H0、R0)
西武 1試合(H0、R1)
楽天 2試合(H1、R1)
オリックス 3試合(H1、R2)

○セ・リーグ
広島 2試合(H2、R0)
巨人 2試合(H0、R2)
DeNA 4試合(H3、R1)
阪神 5試合(H2、R3)
ヤクルト 1試合(H1、R0)
中日 1試合(H0、R1)

2016年の雨天中止数は…

 パ・リーグが全部で7試合なのに対し、セは15試合もある。パでは6球団のうち4球団がドーム球場を本拠地にしているのに対し、セでは巨人と中日だけ。その差が出た形だ。特に阪神はホームゲームで3試合、ロードゲームで2試合中止になっている。ローテーションはその都度組み換えを余儀なくされている。金本監督の仕事が増えているのだ。

 雨天中止試合は、特定の球団に集中する傾向にある。2016年はこういう状況だった。

○パ・リーグ
日本ハム 4試合(H1、R3)
ソフトバンク 3試合(H1、R2)
ロッテ 5試合(H3、R2)
西武 1試合(H0、R1)
楽天 9試合(H5、R4)
オリックス 4試合(H2、R2)

○セ・リーグ
広島 3試合(H2、R1)
巨人 6試合(H3、R3)
DeNA 6試合(H2、R4)
阪神 7試合(H7、R0)
ヤクルト 5試合(H2、R3)
中日 3試合(H0、R3)

 昨年はセ・パで雨天中止ゲームの数に大きな差はなかったが、やはり阪神は中止試合が7。これはハンデになっているはずだ。また楽天は阪神を上回る9試合。昨年の低迷に影響している可能性がある。

 ドーム球場を本拠地とするチームのホームでの中止は、地方での主催ゲームなど。西武は今年も昨年も中止は1試合だけ。西武ドームだけでなく、大宮球場など屋根のない球場でも主催試合を行っているが、2015年もホームでの中止はなかった。実は雨天中止は6月ではなく、台風シーズンの8月、9月に多い。そろそろペナントレースが最終コーナーを回るころ、中止が増えるのだ。

 今季も夏を過ぎると雨天中止が増えてくる。ペナントレースにどんな影響を与えるか、天気図にも注目していきたい。

広尾晃●文 text by Koh Hiroo

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